おはようございます。S&Tの上村です。
本日はまたまた、アートショップにてお出しする作家のご紹介です。
<ペーター・フィッシュリ & ダヴィッド・ヴァイス>
フィッシュリ:1952年チューリッヒ生まれ。
ヴァイス:1946年チューリッヒ生まれ。
彼らは1979年から共同制作を開始。
彫刻、写真、映像、インスタレーションと様々なメディアを使い、
日常の光景や日常品をテーマに発表しています。
2001年の横浜トリエンナーレでは《視覚世界》を出品、
87年から14年間にわたって彼らが世界中で撮ってきた、
観光写真風の2800枚のカラーポジをライトテーブルの上にくまなく並べました。
彼らは日常の光景や事物に今までと違った相貌を与え、
生活と芸術、現実と虚構、自然と人工、混沌と秩序の境を曖昧にしていきます。
彼らの代表作品です。
《事の次第/THE WAY THINGS GO》1987年
知らない間にどこかで起こっている様な、ゆっくりした進み具合。
本来はもっと長い作品です。(巨大なピタゴラスイッチ的な作品です。)
2010年には金沢21世紀美術館にてアジア初の個展が開催されました。
また、2012年にはヴァイス氏が他界されたことは大きなニュースになりました。
「私がいなくても世界はあるの?」とはダヴィット・ヴァイスの言葉です。
アートとは何なのか、そしてアーティストとは何なのか。
彼らが問い続けていた答えのない「質問」は、問いを発する時空間で意味が異なってくるもの
でした。それは色あせることなく次世代へ引き継がれていくことでしょう。
亡くなられたのが本当に残念です。
そんな彼らのポスターを一点今回はお出しします。
小ぶりながら、かなり印象に残る作品となっております。
もう少し知りたい方は是非調べてみてくださいね。
それでは皆さま今日も良い1日を。