こんにちは。S&Tの上村です。昨日もお天気大荒れの中Martine Gutierrezなどの作品をご覧になりにお客様いらっしゃって頂きました。アートファン恐るべし!(笑)
わざわざご足労いただいた苦労が報われれば良いのですが、命に危険がある時は皆さん無理しないで下さいね。キチンと後でご覧いただけるようにしますので。😅
しかし、そのくらい魅力があるのもアートの魔力。気持ちはわかるような気がします。
お客様がいらっしゃっている時にちょうど前日に彼女の作品を見たお客様からご連絡。昨日の作品が忘れられないという内容でしたが、その時のやり取りでお客様言っていたのが『アートやばいですね!』と。(笑)
そうなんです。アートはヤバいんですよ。ハマりたくない人は近づかない方が良いかもしれません。
ここで、お客様ともよくお話しするのが最近の日本のアート事情。何でもかんでも現代アートと言えばいいというようなものが数多く見受けられます。本当にひどい。
現代アートと言えば何でもありじゃないんですけどね。困ったもんです。😅
それを喜ぶ人もそれを薦めているギャラリーもお金になれば何でも良いという感が強い日本のアート市場とどうしても言わざるを得ない。皆さん本当に真っ当にやっているところをしっかり見極めて下さいね。
じゃないと5年後10年後に気がついてひどいことになりますよ。
お気をつけ下さい。
S&Tではそんなご相談も気軽にして下さい。もちろん作品を購入しなくても大丈夫ですよ。ま、買ってもらったほうが嬉しいですが。(笑)
私は単純に皆さんにアートで嫌な思いをして欲しくないと思います。結構20年前に騙されたとか聞きますので。😅
それでせっかくアートに興味を持ったのにアートから離れていってしまうことが多いんですね。それが一番嫌だなと思います。
今流行りだからとか始めている業者もたくさんありますが、気をつけないと結局自分の首を絞めることになっているんですけどね。
結局は自己責任なのですが、しっかり勉強しましょうね。好きこそものの上手なれと言いますが好きだからこそしっかり勉強しないとえらい目にあっちゃうかもしれません。
というわけで本日の1品です。
先日もご紹介したKota Ezawaの作品です。この作品はマサチューセッツ州ボストンのイザベラスチュワートガードナー美術館から盗まれた同名のレンブラント絵画に基づいて制作されています。そしてこのレンブラントの絵画は現在も紛失したままです。非常に興味深い作品ですね。
KOTA EZAWAは1969年、ドイツ、ケルン生まれのアーティストです。彼は、最近の歴史や大衆文化からの画像やイベントを再現するアニメーションビデオ、スライドプロジェクション、ライトボックス、コラージュ、プリントを制作しています。
彼自身が「動く絵画」と表現したエザワの作品は、歴史とポップカルチャーの両方の出来事の導管として機能し、それらを個人的な記憶や経験に変換します。彼の作品は、形や内容を最も基本的な要素にまで減らすことで、イメージの特異性を超越してより普遍的な領域に変える能力を持っています。
彼のイメージは、様式化されたキャラクターと風景、平らな色の平面、幾何学的な形が特徴です。
彼の作品はメトロポリタン美術館をはじめとしたくさんの美術館に収蔵されています。