こんにちは、S&Tの上村です。トランプのせいで為替レートに翻弄されている今日この頃ですが、それだけじゃなくインボイス制のせいで新しい作家との取引なんかも色々大変です。それに伴った処理で色々と煩わされ、ちょっとイライラ気味。😅

インボイス制なんて最近は話題にもなりませんよね。もう忘れている方もたくさんいるんじゃないでしょうか?

まだ駆け出しの作家などとも取引することの多い私にとっては、色々面倒なんですよね。だって若手作家なんて未登録の事業者がほとんどじゃないですか。本当に悪法です💢

参院選で民意が分かったなんて与党も野党も政治家が口々に言っていますが、本当に分かっている政治家がどのくらいいるんだよ。😤

特に前面に出てきている政治家達は同じ穴の狢にしか私には見えませんが…。

結局、選挙のことしか頭にないように思えちゃいます。勝たなきゃ意味がないと彼らは言いますが…。選挙で勝つことが目的なんて本末転倒ですよね。

あくまで私見です。皆さんはどう思いますか?

そんなことはさておき、7月3日から東京都写真美術館で開催中の『総合開館30周年記念 ルイジ・ギッリ 終わらない風景』は皆さんご覧になりました?

https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-5073.html

意外ですが、アジア初の美術館個展なんだそうです。

ギッリと言えば、モランディのアトリエを撮った写真でも有名ですよね。🎶

モランディと言えばMary Ellen Bartleyなんかも思い出します。彼女の作品も非常に良かった。

ギッリはペンギン文庫のオーナーさんが大好きな作家で、写真集を熱心に薦められて買ったのをよく覚えています。

だから私にとっては、何だかご縁を感じる作家の1人なんですね。

ギッリの言葉で印象的なのがこの一言。

『写真とはつねに、世界のほんの一部分を見せるために残りを排除することです』〜ルイジ・ギッリ

この一言がギッリの写真をよく表しているんじゃないでしょうか?

というわけで本日の1品はルイジ・ギッリの作品から。

“Sassuolo” (Serie: Diaframma 11, 1/125 luce naturale), 1975 / Luigi Ghirri
C-print
image size: 15.5 x 19.2 cm
©Eredi di Luigi Ghirri

ルイジ・ギッリは、イタリアのみならず世界で最も重要かつ影響力のある写真家の一人です。 彼の写真からは、古典的な美学への憧れが伝わってきます。完璧に構成されたイメージの中で、彼はその美学を探求していますが、同時に、しばしば物憂げなシナリオという対極を導入し、それを様式化し、強調し、メランコリア・イタリアーナと形容されるような景色へと昇華させています。彼が映し出すイタリアの生活像は、空虚さ、憧れ、不在のものであり、当時のムードに合った表現形式を作り出し、自国とより広い世界に対するイタリア人の見方を反映しています。構図の完璧さは、社会批判と希望の両方を秘めたイメージの中で、それをはるかに下回る現実と対照をなしています。これこそが、ルイジ・ギッリを時代を代表する傑出した人物にした理由であり、今もそうである。
-アクセル・ジャブロンスキー

ルイジ・ギッリは1943 年イタリアのレッジョ・エミリア生まれで 1992年に亡くなっています。写真家、キュレーター、ライター、出版人として活躍しました。
スティーブン・ショアやウィリアム・エグルストンと並び、ニューカラーのパイオニアの一人に数えられています。

どうですか?

ギッリの個展行きたくなりましたか?

私も行きたいんですが展示が重なっていて行けるかどうか微妙なところですね。😅

ご興味ある方はぜひ。

それでは皆さん本日も良い1日を。