こんにちは、S&Tの上村です。一つ片付いたと思ったらまた一つ問題がといった今日この頃。中々片付かず私の疲労もピークに。😓
優先順位の低いものが後回しになっちゃっていますが、それに手をつけようとすると中々やる気が起こりません。😅
少しサボりたいなと本気で思っている自分が怖い😱
ちなみに私の逃避方法は作品を眺める事ですね。今の仕事で本当に良かった。じゃないと気が狂っていたかもしれません。(笑)
ま、今のところ何とか対処していますので安心して遊びに来て下さいね。
噛み付いたりしませんのでwww
さて、誰もが一度は見た事があるであろうこの写真、なぜか今、論争になっていますね。

ことの発端は今年1月にサンダンス映画祭でプレミア上映されたドキュメンタリー映画『The Stringer』。
映画は、写真を撮影したのはゲ氏であってウト氏ではないと主張する内容となっています。
この写真を撮影されたとしているウト氏はいち早く反応し、繰り返し否定しています。また、AP通信も今月、この件に関する96ページの報告書を公表しています。
一方で世界報道写真財団は16日、1973年に「今年の写真」として選出した同作について、当時AP通信のカメラマンだったニック・ウト氏を撮影者とする長年の見解を「保留」としています。
これについては世界報道写真財団のウェブサイト上で、『疑念の水準が非常に甚大なため、撮影者に関する既存の帰属性を維持できない』と説明していて以下の2つの重要な措置を講じています。それがこちら。
一つは著作権の一時停止。
二つ目は写真に以下の改訂版注釈が付くということ。
「この疑義のため、ワールド・プレス・フォトはニック・ウット氏への著作権の帰属を一時停止しました。入手可能な視覚的証拠と、当日に使用されたと思われるカメラから、グエン・タイン・グェン氏またはフイン・コン・フック氏が、この写真を撮影するのにより適した立場にあった可能性が示唆されます。重要なのは、写真自体には異論がなく、写真に対する受賞は確定しているということです。現在、著作権のみが審査中です。これは依然として争点となっている歴史であり、写真の作者が完全に確認される可能性は低いでしょう。著作権の帰属の一時停止は、反証されない限り、有効です。」
そして、ウェブサイトではワールド・プレス・フォトはこう締めくくっています。
『50年以上も前に撮影された写真の著作権をなぜ改めて問うのか、と疑問に思う人もいるかもしれません。
その答えは、フォトジャーナリズムの基準を定めてきた70年の歴史を持つ組織としての私たちの責任にあります。誤情報、分極化、メディア操作、そして国民の信頼の低下が顕著な現代において、著作権、証拠、そして倫理的説明責任へのアプローチを再検討することは、重要であるだけでなく、不可欠です。
これは完璧な解決策ではないかもしれませんが、思慮深く、原則に基づいた解決策です。問題の複雑さを尊重し、新たな展開に常にオープンであり、そして何よりも重要な、批判的な対話を促すものです。このアプローチが、真実、著作権、そしてビジュアルストーリーテリングにおける誠実さについて、有意義な議論を促進する一助となることを願っています。』
長年撮影者とされていたウト氏、AP通信、ワールド・プレス・フォト三者三様の対応ですがワールド・プレス・フォトの対応は非常に素晴らしいなと個人的には思います。これこそ公平を期さなければならない報道の姿勢じゃないでしょうか?
https://www.worldpressphoto.org/news/2025/authorship-attribution-suspended-for-the-terror-of-war
映画はまだ一般公開されていないそうですがちょっと見てみたいですよね。
そんな話もS&Tでしましょうね。お待ちしてます。😆
それでは皆さん本日も良い1日を。