こんにちは、S&Tの上村です。昨日はマイケル・ウーさんご来店。どうやら石川君に作品の様子など聞いてどうしても見たかった様子。(笑)
色々お話ししましたがやる気が出ましたと帰っていきました。
美術館クラスの作品を目の当たりにしてテンションがめっちゃ上がったようです。見せてよかった。😆
さてさて、連日どんな作品が入ってきているの?と気になっている方もいることでしょう。
そんな方のために入ってきた作品そのものは掲載しませんが、誰の作品かだけお教えしておきますね。そんな人がいるのかは疑問ですが(笑)
それでは発表します。
最近ブログでも時々ご紹介しているRoe Ethridgeのちょっと古い作品が入荷しています。もちろんオリジナル。これが皆さん思った以上に素晴らしい作品なんですよね。圧巻です。マイケルさんもこれを見て興奮したわけです。(笑)
ちなみにこんな人です。
Roe Ethridgeはポストモダニズムの商業写真家および芸術写真家で、写真の可塑性、つまり写真がいかに簡単に複製され、組み換えられて新しい視覚体験を生み出すかという研究で知られています。彼はすでに公開されている画像を採用して現実の新しい彫刻的なシミュレーションを加えたり、あるいは古典的な構成を高度に様式化したバージョンを作成したりします。たとえば、Vice 誌の表紙に登場したカビの生えた果物のボウルの静物画や、意外な要素のある風景画や肖像画などです。2008 年のホイットニー ビエンナーレに参加して以来、彼の作品は、ニューヨーク近代美術館、ボストン現代美術館、ロサンゼルス現代美術館、テート モダンなど、いくつかの主要な公立美術館に収蔵されています。2010 年には、彼の作品が MoMA の 25 周年記念ニュー フォトグラフィー展に展示されました。
彼は、広告分野のコマーシャル・フォトグラファーとしての経験から、アーティストとしての仕事を発展させ、これらの設定を、もはや広告という虚構の世界に焦点を当てるのではなく、それを内側から見つめる参照枠として遊び心たっぷりに使っています。セッティング(またはセッティングの一部)が主人公となり、登場人物は現実のペルソナとして演じます。
また、広告や商業的なディスプレイを、ウォーカー・エヴァンスや後期ポップ・アートの伝統にのっとり、オブジェとしての性格を与えたり、文明の痕跡として捉えたりするような率直さで、シンプルに描写する写真も制作しています。彼は、意図的に不正確な色彩でさえも、現代の西洋文化に対する遊び心に満ちた批評として展開できるほど、ありふれた技術的・芸術的媒体としての写真を提示することで、現代の時事的な問題として、高尚と低俗、現実と虚構の間の抑圧的な狭間に取り組んでいます。
作品もちょっとご紹介。
パッと見ても様々な作品があるのがわかるかと思います。今回入荷しているのは彼の2002年の作品。これが実に良いんですよね。😆
いつまでS&Tにあるのかは未定ですが一見の価値ありです。
日本ではほとんど見ることもできない作品だと思いますが、お取り寄せも可能です。気になる方はお気軽にお問い合わせ下さい。
それでは皆さん本日も良い1日を。