こんにちは、S&Tの上村です。最近夕方が暗くなるのが早くてだんだん寂しい気持ちになっています。いよいよ山形は雪の季節ですかね。やだな〜。😅
せめて愚直が終わるまでは何とか雪も降らないで終わって欲しいなと思っているところです。
私の地域は寒暖差が激しすぎて具合悪いです。皆さんのところはどうですか?
さて、昨日真っ先に私の目に飛び込んできたのが『韓国政府がアートに本腰』というニュース。韓国は随分前からアートに本腰入れてるんじゃないの?と思いながら見てみると、アートに関する2つの重要な法律が導入されたということ。
1つは、1945年以降に韓国で制作された作品の国際取引を規制緩和する「文化財保護活用法」。
もうひとつは「アート振興法」という法律ができたということです。
さすがですよね。韓国のアート市場はこれで国際的なレベルになったということです。日本はどんどん置いてけぼりです。
ただ懸念されることもあります。それがアーティストの再販売権。これは本当に議論の余地があり、最も厄介な法律の一つと言われています。
難しいことはここでは書きませんが、実際に守られるかどうかは疑わしいところです。何故って、帳簿の開示を嫌がるアート関係者がたくさんいるからとだけ言っておきましょう。
2027年7月に発効されるそうですが要注目の法律改正です。
それでも何もしていない日本よりは積極的に政府が取り組んでいる韓国は益々文化的な国になっていくことでしょう。
そして、やっとS&Tでも韓国のアーティストの作品が売れる日が来るかもしれません。随分前からS&Tでは韓国のアーティストもご紹介してはいるのですけれども日本人は中々買いませんからね😅
今後の韓国の動向からも目が離せません。
日本だけ世界からポツリとおいてかれているような気がしているのは私だけでしょうか?
皆さんはどう思いますか?
そんな話もしてぜひ年末も盛り上がりましょうね。
というわけで本日の1品です。
クリスチャン・ボルタンスキーは1944年フランス生まれのアーティストです。1968年に短編映画を発表し、1972年にはドイツのカッセルで開かれた国際現代美術展のドクメンタに参加して以降、集団や個人の記憶、存在と不在を作品の主なテーマとして世界各地で作品を発表ました。80年代には、光を用いたインスタレーションで宗教的なテーマに取り組み、国際的な評価を獲得。その後も歴史や記憶、人間の存在の痕跡をテーマに据え、世界各地で作品を発表しました。
彼の作品は写真や古着、ろうそくの光など、多彩な素材と方法で、「生と死」の問題を語りかけます。フランスを代表する現代アーティストとして、1968年の初個展以来、世界各国で作品を発表。学校にほとんど通わず、12歳で退学し、独学で絵画を習得しました。初期は兄弟を使った実験映画を制作。ユダヤ人の父親が差別を受けた経験などから、「生と死」をテーマにした作品を次々と発表。主な作品は、死者の遺品をすべて集めた「目録」や、肖像写真に電球をあて金属の箱で祭壇を作った「モニュメント」シリーズ、古着を大量に使ったインスタレーション作品などがあります。「死体も写真も古着も、私にとっては、同じ不在の象徴」と、失われた時間や記憶の「遺物」を展示することで、鑑賞者に過去を蘇らせます。80年代からは、ホロコーストの持つ「人間否定」の概念を扱った作品群も発表。
日本でも2019年に回顧展が開催されましたが、見た方も多いんじゃないでしょうか?
残念ながら2021年の7月に亡くなっちゃいましたね。
主な作品収蔵先に、ニューヨーク近代美術館、テートギャラリー、ポンピドゥー・センターなどがあります。
実はS&Tにも彼の作品を隠し持っています。(笑)
ご覧になりたい方は遠慮なく言って下さいね。🤗
最後に辺藝にいらっしゃったお客様からご連絡がありこんな記事にしてくれたそうです。嬉しいですね。\(^o^)/
リンク貼っておきますね。
https://sotokoto-online.jp/sotokoto_pen_club/25548
それでは皆さん本日も良い1日を。