こんにちは、S&Tの上村です。昨日はあちこちお礼にお伺いしてご挨拶。概ね皆さん喜んで頂いているようでした。一昨日ご挨拶に行った生涯学習館ではたくさんの方が会期中喜んでいましたとわざわざご連絡頂きましたよ。🤗

そんなこんなで昨日も大忙し、実はこっそりと久しぶりにイギリスのオークションにも参加していましたが撃沈。(笑)

残念ながら皆さんにお見せすることができなくなりましたが、実はS&Tにはこの方の作品現在3点ほどあるんですよね。これ以上は言いませんがご覧になりたい方は遠慮なくお申し付け下さい。これから中々入手が難しいと思われますので今のうちですよ。

ところで、辺藝でもたくさんのファンの方が足を運んで下さった石塚由美子さんですが先日二紀展で入選したとブログにも書いたのは皆さん覚えていらっしゃいますか?

本日16日(水)より28日(月)まで国立新美術館の方で展示されるそうです。その後、京都、広島と巡回するようですのでお近くへお越しの際はぜひ足を運んでみて下さい。国立新美術館では先日亡くなった田名網敬一さんの回顧展が開催されていますのでそちらへ行ったついでにでもぜひ。😄

昨日お客さんとこんな話をしていたのを思い出しました。

もちろんアーティストの場合は作品が良いのは大前提ですが、結局人と人とのつながりをいかに大切にしているかというのはどんな仕事においても大事な事ですよね。そんなつながりを誰よりも大切にしてきたのが石塚さんです。

ここまでに至る彼女の苦労を知っているだけに喜びもひとしおです。これからの彼女の活躍にエールを送りたいと思います。

『頑張れ!石塚!』📣

活躍が楽しみなアーティストの1人ですね。皆さんも応援よろしくお願いします。🙇

もちろん作品のお問い合わせはS&Tまで。ちゃっかりしてますかね。いい話が台無しです。(笑)

ま、辺藝などで無名な新人達と話していると応援したくなっちゃうのもまた事実です。なんだかんだで私も楽しませてもらっています。

というわけで本日の1品です。

Lords and Ladies, 2006 / Rose Wylie
Oil on canvas
84 x 136 in
National Museum of Women in the Arts, Gift of UK Friends of NMWA in celebration of the 25th anniversary of the museum
© Rose Wylie and Union Gallery

S&Tではもうお馴染みですね。Rose Wylieの作品から。

ローズ・ワイリーは、古い名画や現代絵画、漫画、クリスマスカード、映画のスチール写真、新聞、近所で見かけたものなど、さまざまなソースから引き出された、体つきの大きな人物を描いています。ワイリーは人物を元の文脈から切り離し、文章や他の人物と組み合わせて、暗示的な新しいシーンを作り出します。彼女はこの連想プロセスを「個人的な視覚日記の作成」と呼んでいます。

この作品「Lords and Ladies」は、ワイリーの特徴的な制作方法で制作されていて、ロンドンのガーディアン紙で読んだ、離婚中に精神的サポートを見つけたという話にインスピレーションを得ています。この絵には、マドリッドのプラド美術館にあるロドリゴ・デ・ビランドランドによるスペイン国王フェリペ4世の肖像画(1620年)をモデルにした新郎の横で、ウエディングケーキの上に立つ花嫁が描かれています。

イギリスのケントにあるスタジオで、ワイリーは床に置いた張られていない大きなキャンバスに絵を描きます。このプロセスにより、彼女の筆遣いのジェスチャーの質が高まります。彼女は、絵の具を厚く重ねたり、作品の一部を削って塗り直したり、キャンバスの余分な部分を「修正」として貼り付けたりすることで、作品の即興性を強調しています。

視覚的に魅力的なイメージを第一の目標とするワイリーは、作品に固定の意味を与えません。『Lords and Ladies』のテキストキャプションは、人物のウィットに富んだ外観を引き立てますが、ワイリーはレタリングが作品に与えるパターンも重視しています。

いつ見ても彼女の作品は痛快な気持ちにさせてくれます。

もちろんS&Tにも何点かありますよ。気になる方はぜひ。

それでは皆さん本日も良い1日を。