こんにちは。S&Tの上村です。現在、横須賀美術館で開催されている『縮小/拡大する美術 センス・オブ・スケール展』が面白いです。\(^o^)/
アート作品において『スケール』というものはとても大切で特別な意味を持つ要素の一つです。作家にとって、スケールという概念そのものが表現のテーマやコンセプトになることも少なくありません。そんなアートにおける『スケール』に焦点を当ててわかりやすく体感させてくれる展覧会です。
11名の参加作家によるこの企画展は、普段これはこういう大きさだと思い込んでいたことに新たな気づきを与えてくれるそんな作品の数々が展示されています。6月23日までなのでご興味ある方は是非。おススメです。
https://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/kikaku/1901.html
今回のこの企画展で真っ先に思い浮かんだのがロン・ミュエクという作家です。ものすごい巨大な赤ちゃんやものすごく小さいおじいさんなどを作っている作家さんですが、ただ大きいとか小さいではなくてまるで生きているかのようにリアルな作品を作る作家さんです。毛穴まで再現されているんですよ!私は個人的に大好きな作家です。この作家さんは日本では金沢21世紀美術館や十和田市現代美術館で見ることができます。ご覧になったことがない方はこちらもぜひ見てみて下さいね。
ロン・ミュエク
1958年生まれ、オーストラリア・メルボルン出身。ロンドン在住。
80年代の半ばから子供向けのテレビ番組の人形制作の仕事などに携わっていましたが、90年代後半に自らの制作活動に専念しはじめます。モチーフのサイズを変化させて作る細部まで克明な作品は、独特の存在感を生みだします。