こんにちは。S&Tの上村です。私アートと同じくらい好きなのが食なのですが、6月末に「The World’s 50 Best Restaurants 2019」がシンガポールで開催されました。これはレストラン業界のアカデミー賞とも称される“食の祭典”で、世界のベストレストランのランキングを発表するものです。
17回めを数える今年は、世界26の国と地域ごとに、各チェアマンを含む評議委員40人、総勢1,000人を超える食の識者が「一年半以内に実際に食事をした10軒(自国のレストランはうち6軒まで)」をインターネットで投票し、1位から50位までのランキングを決定しました。
なにやらすごそうです!!!
ここで気になるのはやはり日本からのエントリー。22位に東京・南青山の成澤由浩シェフによる「NARISAWA」、11位に長谷川在佑シェフによる東京・外苑前の懐石料理「傳(でん)」の2つがランクインしました。
たった2つだけと思った方もいるかもしれません。私も日本は相当レベル高いだろうと思っていたので正直もう少しあるかと思いました。(⌒-⌒; )
でもランクインしたレストランを見て納得しました。ミシュランや食べログといったメディアの評価基準の中心は味がメインです。しかし、この「The World’s 50 Best Restaurants 」は美味しいのは当たり前で、そのうえで、シェフをはじめスタッフのパフォーマンス、建築、インテリア、食器、環境、土地など、総合的なファインダイニングを選んでいるんだそうです。
すごいですよね。\(^o^)/
こちらが一位に輝いたMirazurの一皿です。
『美しい!』の一言ですよね。味は全く想像できませんが、相当美味しいに違いありません。私はこういうの大好きです。ある程度味の想像できるものは美味しくてもワクワクはしませんよね。これはある意味アートに通じるものがあります。
だから、この結果は、日本のレストランが世界レベルの審査員を満足させるのにまだまだ何かが足りないということなんだろうと思います。一流のシェフたちはアートにも通じていると言いますもんね。
日本のレストランは味の探求だけでなく他の部分でより高いレベルを求められる時期にきたということなんでしょうかね。
とはいえ日本の食のレベルは相当高いと思っているので頑張って欲しいなと個人的に思います。そして食いしん坊の私はますます楽しみが増えることを期待しています。
頑張れ日本!
120位まで発表されているようなのでご興味ある方はこちらから。
https://www.theworlds50best.com