こんにちは、S&Tの上村です。最近の寒暖差すごいですね。私は仕事柄朝が早いのは皆さんご存知の通りですが、朝と日中の気温差をものすごく感じます。
今朝も凍えそうなほど寒いですが、きっと日中は汗ばむような天気なんでしょうね。💧
思った以上に体に負担がかかっているようなので皆さんも体調管理には十分お気をつけ下さい。
さて、連日お伝えしていますが最近は23日からの『Prints』展の準備に加え倉庫や本棚の整理にいそしんでおります。いつの間にかいろんなものがこんなに増えていたんだと中々終わりが見えないことに自分でも驚いています。
S&Tはいらっしゃったことがある方はご存知かと思いますが、ギャラリーや美術館とはちょっと違います。普通の家での展示となっておりますので、ご自宅に飾った時にどんな風に見えるかがよくわかる展示となります。
そして、完全予約制にすることでお一人お一人の時間をたっぷりと取れるので思う存分作品を堪能して頂けます。
居心地が良すぎて居眠りする方も過去にはいらっしゃいましたよ。(笑)
何気なく展示しているものが実はものすごいものだったりして驚く方も多いですね。その反応が私には堪りません。
日本では初お目見えなんて作品もたくさんありますので表だけでなく裏までじっくりとご覧いただけます。
しれっと「裏まで」と言っていますが、作品の裏までは実はギャラリーや美術館では中々見ることができないですよね。そこにはいろんなストーリーがあるんですよね。個人的にはそういうところも面白いなと思っているのですが、お客さんも初めての体験に面白がる人多いようです。
最初はとって喰われそうで皆さんおっかなびっくりでご連絡してきますが、一度来てしまうとその魅力に取り憑かれ何度も足を運ぶ方もかなり多いです。9割くらいの方はリピートしていらっしゃいますね。
また、ご自宅に飾った時のサイズ感などもイメージし易いので良いようです。
実は施設にあまりお金をかけていない分皆さんに還元できるというメリットもあるんですね。
ま、騙されたと思って一度足を運んでみて下さい。たっぷりと鑑賞してもらい、そしてアートの話をしましょう。
23日からの『Prints』でお待ちしております。会期は大体になりますが1ヶ月くらいの開催予定です。
普通の展示にしたら『そのいい加減な会期なんだ!!!』と怒られそうですが。(笑)
というわけで本日の1品です。
スティーブンスはマサチューセッツ州ドーチェスター生まれのアーティストです。残念ながら2019年に亡くなっています。
彼女は最初から、芸術は個人的な表現だけでなく、社会的解説に使用されなければならないと信じていました。彼女の芸術は通常、政治活動家としての彼女の個人的な経験に関連しています。
彼女は公民権運動に従事し、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアがカタログの紹介を書いたフリーダムライダーと呼ばれる1964年の展覧会につながりました。1967年から1976年までのスティーブンスのビッグダディシリーズは、ベトナム戦争に対する怒りの反応として作られました。これらの大きなポップアートスタイルの絵画は、彼女の最も有名な絵画の1つです。
フェミニスト芸術運動に触発されたスティーブンスは、女性アーティストの人生を個人やグループのポートレイトで称え、それを「オルタナティブ」な美術史とみなしている。。彼女はまた、1977年から92年まで出版された雑誌「Heresies: A Feminist Publication on Art and Politics」の設立を支援しました。
1981年のスティーブンスの息子の死は、彼女の作品の方向性を変えました。彼女の後の絵画は、痛烈な感覚が染み込んだ風景でした。
彼女はゲリラ・ガールの元祖であり、重要なフェミニスト出版物『Heresies』の創設メンバーでもあります。彼女の作品は、MoMA、ホイットニー、ブルックリン美術館、ハーバード美術館、ダートマス大学フッド美術館などに収蔵されています。 (1924–2019)
日本ではゲリラガールズは知っていてもメイ・スティーブンスを知っている方はあまり多くはないと思います。しかし、彼女の作品は非常に興味深い作品です。
今後ますます注目を集めることでしょう。
もちろん今回の『Prints』にも出品されますよ。😆
お問い合わせはS&Tまで。
それでは皆さん本日も良い1日を。