こんにちは、S&Tの上村です。昨日から仕事始めという方も多いようで、私も滞っていた頼まなければならない仕事の対応で昨日はバタバタでした。😓
周りが動いていないと中々私の仕事も思うようにはいきません。そんな時はいつも結局一人では何もできないんだなと痛感させられますね。
この時期は特に毎年そう思うような気がします。皆さんはどうですか?
さて、皆さんは昨年10月にオープンしたスペインのMuseum of Forbidden Art(禁止されたアートの美術館)はご存知でしょうか?
要するに抗議や検閲を含むなんらかの事情で展示が取りやめになった“検閲アート”を集めた私設美術館です。オープンさせたのはスペインの実業家タチョ・ベネト。
『誰?』と思いますよね。
あいちトリエンナーレ2019で、抗議を受けすぐに開催中止となった『表現の不自由展・その後』の出品作、キム・ウンソン&キム・ソギョンによる『平和の少女像』(2011)を購入した人物です。
だんだんわかってきましたか?
ベネ氏は『スキャンダラスな作品や物議を醸す作品を集めているのではない。検閲、攻撃、侵害、禁止の標的とされた作品を展示している』と述べています。
ウォーホルやゴヤ、アイ・ウェイウェイといった著名なアーティストの作品もありますが、中でも宗教を扱った作品は多いんだそうです。当然そうなりますかね。
例えばこんな作品も。
これは日本でも話題になったので見たことある人もいるんじゃないでしょうか?
フィンランドのアーティスト、ヤニ・レイノネンの『マックジーザス』です。マクドナルドのピエロのキャラクター『ドナルド』を十字架にはりつけにした彫刻作品で、イスラエルの美術館から撤去されました。
また、美術館の建築もすごいんですね。😳
スペインを代表する建築家のEnric Sagnier i Villavecchia(エンリック・サグニエール・イ・ベラベッキア)が20世紀初頭に設計・建設し、もとは邸宅であったCasa Garriga-Noguésを活用しています。
芸術はお金がいくらあっても足りませんが、やはりこういう富豪が熱意を持ってやってくれると嬉しいですよね。ドンドンやって下さい!🤗
もちろん『平和の少女像』も展示されているそうですよ。
彼は『誰かに阻まれ、作品を公開できないアーティストは、検閲を受けているアーティストであり、この美術館では常に居場所がある』と語っています。
ブラボー👏
中々面白そうですよ。ご興味ある方は足を運んでみてはいかが?
https://www.museuartprohibit.org/es
それでは皆さん本日も良い1日を。