こんにちは。S&Tの上村です。昨日何年振りでしょうか?地元にある気まぐれ美術館に行ってきました。
名前の通り気まぐれでほぼ開いていないと行って良いこちらの美術館。招待されない限り中に入ることはできません。(笑)
だからここはなんなんだろうと思っている地元の方もたくさんいらっしゃるかと思います。😅
しかし、こちらはその昔館長の鈴木 晋画伯が若かりし頃に地元のアート系の若者達と蔵を改装して作ったというもの。当時は地元のアートの発信基地になっていたと言います。当時の様子は色々お話をお伺いしていますが、故池田満寿夫さんご夫妻やここでは言えないようなビッグネームの方もこちらの美術館を訪れたそうです。
もちろん鈴木画伯の作品を中心に様々なコレクションがあるのですが、このコレクションも実は物凄いものがたくさんあります。私も全部は見せてもらったことがありません。💦
昨日は鈴木画伯の作品を色々見せて頂きましたが、彼の作品も実に素晴らしい。こういう人をもっともっと評価するべきなんだろうと思います。1点購入させて頂きました。🤗
なぜこのような素晴らしい美術館があったのにその流れを汲む人間が地元にはいなかったのか残念でなりません。
館長の鈴木 晋画伯とはもう長いお付き合いになりますが相変わらずお元気で楽しいひとときを過ごすことができました。
いつまでも元気に頑張ってほしいなと思います。そして、後世に残していってほしいなとも思います。
そんな素敵な地元の美術館も実はあるんですよ。
皆さんの地元にもそんな美術館が知らないだけであるかもしれませんね。
ちょっとノスタルジーに浸った1日でした。
せっかくなので鈴木画伯のご紹介。
鈴木 晋 略歴
1942年 米沢市銅屋町(現中央5丁目)生まれ
1960年 東京の高校時代に体を壊し帰郷 生家で療養しながら油絵の筆をとる。
当時ゴッホの絵に憧れ、戦後15年でまだ色々な画集のない中ゴッホの画集を 入手し模写をしていた。
1965年頃 県美展初入選
当時の作品はゴッホのような激しいタッチで描かれている。
1966年 第1回個展 於 山形新聞置賜支社2F
〃 第34回独立展初出品初入選
この頃から作品の中の「線」というものを意識的あるいは無意識的に本能の 赴くまま描いていた。当時、作画のイメージが次々と浮かんでいた。
1967年 創作画人協会展出品 その年準会員となる
1970年代 国展二科展入選
1970年 大沼デパート米沢店開店記念個展開催
1970年代前半から「生物の命」というものに関心持つようになり、生涯のテーマと なる人・動物・鳥・虫などの生物の作品を描き始める。
1977年 個人美術館「気まぐれ美術館」開館
(伯父 故 安孫子真人の遺作を展示する目的で)
1970年代後半から1980年代は主に米沢の古い建物等を比較的写実的に描いた。 1990年ごろから半具象半抽象的な作品が多くなり、特に線・面・色を意識して ピカソやブラックとも違う鈴木晋独自の作品を目指す。
2015年 個展25回 現在(社)日本美術家連盟会員
群に属さず独立独歩で現在まで活躍。 上杉博物館所蔵作品も多数あり。(16点所蔵)
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