こんにちは、S&Tの上村です。昨日はお正月早々大変な地震でしたね。私のところもかなり揺れ、東日本大震災の時を思い出しました。😓

石川県の方はもっとすごかっただろうと思うとその恐怖は想像に難くありません。まだ火事も燃え広がっているようなので早く事態がおさまることを願っています。

2024年は波乱の幕開けですね。

金沢21世紀美術館や国立工芸館はこの地震を受けて本日1月2日は臨時休館となるようです。当然ですよね。😓

さて、年末年始はポップアートを楽しんでもらいましたが、久々にその辺の作品を見て画集など見てると面白いですね。お客様もいつもと違う展示を堪能していましたよ。

現在、森アーツセンターギャラリーにてキース・ヘリング展『アートをストリートへ』が開催されていますが、久々にキース・ヘリングの作品を見るのも面白いかもしれませんね。

ご存知の通り31歳という若さでこの世を去ったキース・ヘリングですが、その作品は知らない方はいないと思います。今回の展示では初期の代表作で、彼が世に出るきっかけとなったプロジェクト『サブウェイ・ドローイング』にはじまり、彼と日本とのつながりを物語る品々もそろっているそうです。

『サブウェイ・ドローイング』の7点がまとまった形で見られるのはかなり珍しいですよね。そのうち5点は日本初公開なんだそうです。

これだけでも見に行く価値がありですね。

展示風景より
無題(サブウェイ・ドローイング)1981-83年 
チョーク、紙、板 
中村キース・へリング美術館蔵

地下鉄構内っぽく展示してあり、当時どんな風になっていたのか想像を膨らませながら見ることができる展示になっていますね。

美術館やギャラリーといった従来の展示空間から離れ、アートを多くの人々に届けたいと考えていた彼の思いの原点とも言える『サブウェイ・ドローイング』。これが見ることができるのは今となってはかなり貴重な体験かと思います。

そして、忘れちゃいけないのは彼の死因ともなったエイズ。得体の知れない病気が蔓延していた当時の様子も考えながらヘリング自身もその病魔と戦った時代背景も読み解きながら作品を見ることができます。

かなりの作品数が今回の展示では見ることができそうです。そして、アートを使って人々にメッセージを発信し続けたヘリングの思いが伝わりますね。

彼は日記にこう残しています。

『アートは不滅だ 人は死ぬ 僕だって死ぬ
 でも本当に死ぬわけじゃない
 だって 僕のアートはみんなの中に生きているから』 と。

彼は日記にたくさんの言葉を残していますが、興味のある方は『Penguin Classics Keith Haring Journal』を読むといいでしょう。

彼の死後34年経っても確かに彼のアートはみんなの中に生きているようです。

やっぱりアートは面白い。私も見に行こうっと。(笑)

キース・ヘリング展『アートをストリートへ』は2月25日(日)まで。

本日2日はNCVにて『おきらくアート』が放送されるようですのでのご覧になれる地域の方はぜひご覧下さいね。あとから『ロコテレ』と言うアプリで見ることができるかもしれませんので時々チェックしてみて下さいね。🤗

それでは皆さん本日も良い1日を。