こんにちは。S&Tの上村です。今朝も寒くて春が待ち遠しいですね。
昨日割と親しいギャラリーのオーナーからメールが。久々だったので心配したのか『Everything ok brother?』と一言。『brother』って…。😅
『元気だけど今税務処理が大変で…』と返事すると『Fucking taxes ugh, I’m sorry to hear that. 』という返事が。朝から思わず笑っちゃいました。
どこの国も昔から税金には苦しめられているようです。(笑)
さて、連日『アートショップファイナル』を始めとして、4月〜6月までの個展などの準備で追われています。昨日も湯浅さんとご連絡していましたが何やら私が予想していた以上に素晴らしい個展になりそうです。まだ言えませんが。💧
『アートショップファイナル』にもあれもこれもと色々ご用意していますが昨日もとんでもないものが出てきたので仕入れました。仕入れる予定もなかったものですが、これは私も今まで持ったことのないもので売りたくないかも。(笑)
現在多数の国からいろいろなものが向かっています。到着が間に合うかどうかわかりませんが間に合えば『アートショップファイナル』に出品予定です。間に合わないものはご縁だと思って諦めて下さい。イベント終了後にS&Tに見にきて下さいね。
というわけで本日の1品です。
モナ・ハトゥムは1952年生まれのパレスチナ人アーティストです。パフォーマンス、映像、インスタレーションなどの幅広い手法で、政治的抑圧や社会的矛盾を表現し、国際的な評価を受けています。2017年には広島市現代美術館で日本初個展が開催されました。
彼女の作品はミニマリズムの幾何学的なフォルムという特質を取り入れながら、そこに物語性やしばしば政治的内容を織り込んだコンセプチュアルな作品を制作し続けています。30年以上に渡り制作し続けている彼女の作品は、今日の世界情勢にとって中心的課題である変動する国境や抑圧ということ、同時代を生きるということ、そして、彼女のパレスチナからの亡命という複雑な疎外感ということを具現化するものでもあります。
彼女はこう言います。「私は『気味の悪いもの』に興味を抱いています。完全にノーマルであった状況が、些細(ささい)なことが原因で急に不思議なものに変わることがあります。トラウマに満ちた連想を呼び、心配・不安・恐怖の感情が生まれるのです」と。
1975年、英国旅行中にレバノンで内戦が勃発。家族と離ればなれのまま帰国できなくなり、自らの意志に反し「亡命者」となりました。ロンドンの美術学校に入学し、制作を開始。作品は世界の現代美術展で取り上げられ、最も注目される芸術家の一人となりました。2016年には英テート・モダンで回顧展が開かれました。
今回ご紹介した1品は6つの大きなパズルのパーツでできています。これは展示する人が自由に配置できるようになっています。
彼女は「作品をオープンにしておけば、多くの解釈が可能で、異なる人々に違った形で問いかけます」とインタビューで答えていますがまさにそんな作品です。
ご興味あれば色々調べてみて下さいね。もちろんS&Tへお問い合わせいただいて構いませんよ。
それでは皆さん本日も良い1日を。