こんにちはS&Tの上村です。皆さんは現在ファン・ゴッホ美術館で開館50周年を記念して開催されているポケモンをテーマにした展覧会はご存ですか?

先月28日から開催されているこの企画展ですが、ゴッホの芸術と生涯を斬新な形で次世代に知ってもらうことができるということです。

ゴッホは1888年9月、弟のテオに宛てた手紙にこう記しています。『もっと幸せに、もっと陽気になることなく、日本の芸術は学習できないように思える。それは常識の世界における私たちの教育や業績と関係なく、私たちを自然に回帰させる』と。

今回のコラボレーションでは、ゴッホとポケモンの作品を通じ、子どもたちに芸術の世界を発見してもらい、その世界にはまってもらいたいということです。

いや〜、ポケモンついにゴッホとコラボとは恐れ入りました。

『黄色つながり?』と嫁と話していたら失笑されました。(笑)

ゴッホ美術館はS&Tでもお馴染みのマルセル・ファン・イーデンの展示が開催されたことを思い出す方もいるかもしれませんね。

いまだに日本とゴッホはふか〜い繋がりがあることを考えると感慨深いものがあります。素晴らしいものを生み出しているのだからもっともっと芸術を愛する土壌が広がっても良さそうなものですが…。

というわけで本日の1品は久々にマルセル・ファン・イーデンの作品から。

Untited, 2017 / Marcel Van Eeden
Oil pastel on paper
175 × 300 cm

Marcel van Eedenは1965年生まれの作家です。彼は、現在活動している最も重要なオランダの芸術家の1人と見なされています。 90年代初頭以来、彼は絵を描くという行為に執着してきました。彼は、25年間、ほぼ毎日絵を描き続けています。彼は彼の全体的なプロジェクトを「私の死の百科事典」と呼んでいて、彼の誕生前の時間は彼の死後の時間と同じくらい重要であると考えており、それぞれの人間の存在は世界のより広い歴史の中でほんのわずかな時間のほんの一部を構成しているという事実を示しています。彼の作品はポンピドゥーセンター(パリ)やMoMA(ニューヨーク)などたくさんの主要な美術館に収蔵されています。

最新の作品で写真の作品を発表していますが、これがまた面白いんです。ガムプリントという古い技法で作られたもので、歴史とのつながりがあります。 この技術により、ファン・イーデンが描いた紙と同じ紙に写真を印刷することが可能になりました。 これにより、写真とドローイングの間にまったく新しい一体性とつながりが生まれています。

イーデンの写真作品

ドローイングと並べて見てみたいですよね。面白い。

それでは皆さん本日も良い1日を。