こんにちは、S&Tの上村です。昨日はちょっとだけ外に連れて行ってもらったついでにガソリンを入れるというので、私が給油をかって出ました。

およそ2年ぶりの給油は全く手順も忘れていましたが、なんとかできてホッとしました。😮‍💨

でも運転できないのであんまり役には立たないんですけどね。(笑)

まぁ、何事もできることには越したことがないでしょう。きっと…😅

さて、GW真っ只中ですが皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

現在、ローマの国立古典絵画館で回顧展「Caravaggio 2025」が開催されています。カラヴァッジョの現存する約60点の作品のうち、厳選された24点が展示されているそうなんですよ。

カラヴァッジョについてはもう説明など必要ないですね。

彼は16世紀末に「ローマで最も優れた画家」として評価されていました。彼の人気は死去して数十年後には衰え、1660年になるとフランス人画家のニコラ・プッサンに「カラヴァッジョは絵画を破壊するためにこの世に生を受けた」と非難されました。

その後、第2次世界大戦が終戦するとイタリアの美術史家、ロベルト・ロンギによって再評価され、再び注目されるようになり、現在に至ります。

そんなカラヴァッジョの現存する作品約60点のうち24点の厳選された作品が展示されています。

もし、ローマに行っている方いればこんな展示もぜひ見てきて欲しいなと思います。

カラヴァッジョで思い出されるのは昨年S&Tでも話題になったアルテミジア・ジェンティレスキ。昨年の頭はこの作家に関しての話題でいつも盛り上がっていたのを思い出します。詳しくはS&Tのブログで。日付書いておきますね。2024年1月8日、1月11日、3月12日のブログですね。😆

宴会ネタにもできますのでGW中の飲み会でも活躍できそうですよ。(笑)

というわけで本日の1品です。

Skylight,  2006 / May Stevens 
Lithograph
54.6 x 74.9 cm
Edition of 75

以前入荷したメイ・スティーブンスの作品ですね。すぐ無くなっちゃったのでご覧になったことがある方は少ないかと思います。これも画像では本当によくわかりません。実物を見て私も非常に驚いたのは昨日のことのように覚えています。

「Skylight」は、1990年に「ウォーター」から始まったメイ・スティーブンスの絵画シリーズ「言葉の海」と「川とその他の水域」に関連しています。水(川、湖、潟湖など)のイメージには、きらめく金属的な文字が重ねられ、作家の心と精神に深く刻まれた重要な文学上の一節、思い出、歌、考え、感情を表しています。このリトグラフでは、7人のシルエットが海岸に沿って流動的に動き、その存在は周囲の水と空によって強調されています。灰色がかった青、藤色、白の微妙な色合いで描かれた背景は、夜の闇に抑えられた輝く太陽が琥珀色の柔らかな円に変わり、乳白色の紫がかった光を作り出す日没の瞬間を想起させます。特に判読できるわけでもなく、判読できるようにもなっていない金色の金属的な文字が、構図に統一感を与えています。スティーブンスは言葉と水の関係性に関心を抱いています。言葉は次世代を教える道具であり、水はどこにでも存在するからです。

メイ自身の言葉によれば、「タイトルは、空間全体、空と水を等しく満たす灰色がかった金色の光を表しています。7人の人物は光に反応し、踊り、ピルエットを踊り、上から、下から、そして周囲から揺らめく光に包まれる瞬間を体験します。」

彼女が言っているように、彼女の作品は非常に詩的で雄弁です。

実はメイ・スティーブンスは版画をほとんど制作していないんですよね。

皆さんご存知でした?

S&Tで結構取り扱っているのでそんなことはないと思っている人多いかもしれませんね。😅

ひっそりと希少な作品ご覧いただいているんですね。(笑)

もちろん彼女の作品については遠慮なくお問い合わせ下さいね。

それでは皆さん本日も良い1日を。