韓国のアーティスト

こんにちは。S&Tの上村です。私の住んでいる地域は日に日に本格的な冬の足音が聞こえてきていよいよ年末だなと実感する今日この頃ですね。皆さんの地域はいかがですか？

さて、ここ何年か韓国のアーティストが中々面白い人が多いなとは思っていましたがつい先日届いたアーティストもそんな韓国のアーティストの一人。

資料をよーく読んでいるとS&Tでもお馴染みのマルティーヌ・グティエレスがキュレーションした展示にも選ばれていた人でした。

そのアーティストがHeesoo Kwonというアーティスト。ちょっと読み方がわかりません。😅

Heesoo Kwon（1990年、韓国ソウル生まれ）は、現在カリフォルニア州ベイエリアを拠点に活動する、マルチアーティストです。彼女は、超現実的で幻想的なビデオイメージでよく知られています。

2015年に梨花女子大学で経営学の学位を取得し、2012年に韓国知的財産庁から女性発明家賞を受賞しています。そして学業を終えた彼女は、製品を隠す生理用ナプキンの包装紙を発明しました。

そこで彼女の転換期が訪れます。

人前で生理用品を持ち歩くことに抵抗がある女性のためにと考えたはずが、実は家父長的な社会構造によって内面化された女性差別が発端であることに気づきます。社会を助けると信じていたイノベーションが、実は自分がさらされてきた女性差別と暴力の再提示だったという驚くべき結論に至ります。

そして彼女は自分や以前の女性たちが韓国女性として経験した生涯の重荷を捨てるために芸術制作を始め、自分の人生をフェミニスト／クイアの枠組みで再設計することにしました。

2017年、クォンは自分の家族の歴史と共同体のフェミニスト解放を探求するための進化し続ける枠組みとして、Leymusoomを開始しました。Leymusoomは、女性差別と家父長制に対するアーティストの個人的な抵抗として始まり、その後、本格的な宗教へと発展し、2022年現在、200人以上の信者がいます。クォンは宗教を、人々が何の疑問も持たずに従ったり受け入れたりするイデオロギーとして解釈し、その観点から、女性差別や家父長制を宗教そのものとして捉えています。

ちょっと面白いですよね。そしてその作品もまた興味深いんです。

いくつかご紹介しますね。