こんにちは、S&Tの上村です。昨日も朝から大忙し。気がつけばいつも寝ている時間でした。😅
昨日は渡邉舞さんがご来店。展示の打ち合わせやこれからの展望などについて色々話しましたが思わずワクワクしちゃいました。やっぱり夢に向かって真っ直ぐな人たちと話すのは私にとっても楽しい事です。私自身も今後の新たな夢が生まれましたよ。😆
みんな楽しく成功していって欲しいなと心から願います。
なんか年寄りくさいですね。(笑)
さて、海外からはこんなニュースが。またまたオランダですが、ロッテルダムの美術館に展示されていたマーク・ロスコの「Grey, Orange on Maroon, No.8」が展示から撤去されました。

理由は来館した子どもが触って損傷したためという事です。
これ難しい問題ですよね。😅
近年、美術館やギャラリーは幼い子ども連れの家族の来館を積極的に促していて、芸術への早期の関心が育まれることを期待しているのは周知のこと。
ただ、子どもは時として予測不可能な行動を取ることもあるのでこういう事が起きるのは当然ですよね。💦
今回は子どもが触ったことで表面的な損傷を受け、その結果、絵画の下部のニスを塗っていない層に小さな傷がみられたそうです。
修復を余儀なくされましたが、美術館は「国内外で保存修復の専門知識を求めている。現在、絵画の修復に向けた今後の取り組みについて調査を進めている。将来、この作品が再び展示できるようになることを期待している」と述べています。
作品の価格や修復の費用、誰が費用を負担するのかについては明らかにしていませんが、よく話し合って一番いいところに落ち着いて欲しいなと思います。子供に罪はないのですから。
というわけで本日の1品です。

From the Series “Photo Opportunities”. 2005-2014
pigment print
35 x 47 inches
edition of 6
フランス系スイス人アーティスト、CORINNE VIONNETは、ウェブベースのイメージの探求と再利用における先駆者です。2005年(他の多くの現代アーティストがインターネットから取得したJペグを重ねるようになるずっと以前)、彼女は世界中の観光名所の現地語画像をオンラインでキーワード検索し始めました。スナップショットのほとんどが、その場所の既存のイメージを意識的あるいは無意識的に表現したものであることに気づいたからです。この発見から、彼女は、私たちが観光名所を撮影する際に最適な場所をどのように選び、私たちが構築したレジャーという現実から不要なものをどのように取り除くのかを探求するようになりました。タージ・マハルの入り口で、その建築的なファサードを完璧な対称性で表現するには、どこに立つべきでしょうか?ラシュモア山で、4人のアメリカ大統領を同じスケールで捉えるには、どこに立つべきでしょうか?
彼女は、人気の旅行先と写真共有ウェブサイトに関する統計を徹底的に調べました。数千枚のこれらのイメージは、マスツーリズムとデジタル文化との関係性についての作家の批評である「Photo Opportunities」シリーズに用いられました。様々なモニュメントを撮影した複数のイメージを用い、彼女は約100枚の適切な写真を、重層的で幻想的な構図それぞれに組み合わせています。これらの美しい幽霊のような幻想の根底には、形式的に繰り返される写真構図の持続が、私たちの文化的・歴史的認識にどのような影響を与えるかという深刻な関心が込められています。ヴィオネの作品の基盤を形成するイメージは、現実を媒介したバージョンです。パルテノン神殿、ギザのピラミッド、ハリウッドサインといったランドマークは、夢のような霞の中に浮かんでいます。観光客は幽霊のような存在として現れ、鑑賞者は写真の中に自分自身を投影し、その風景との特別な出会いを想像することができます。
最近写真の話をする事が多いですね。昨日も渡邉さんとも写真の話に。
本日のこの作品はIdris Khanの作品と並べて飾ってその差異を見てみたいですね。
それでは皆さん本日も良い1日を。