こんにちは。S&Tの上村です。写真家のPeter Lindbergh(ピーター・リンドバーグ)さんが亡くなったというニュースが今朝飛び込んできました。
彼は1944年ポーランド生まれの74歳でした。美術学校では画家を志していましたが、27歳で写真をはじめ、写真家ハンス・リュックスのアシスタントを務めたのちに独立しました。1978年に雑誌『Star』でのファッション撮影を機に、まるで映画のワンシーンのようなモノクロームの作風で、『VOGUE』をはじめ、数々の有力ファッション誌で並外れた才能を開花させました。モノクロの巨匠と言われていました。
第一報は彼のオフィシャルインスタグラムを通じてでした。
彼のインスタグラムには『非常に悲しいことですが、私たちは、2019年9月3日にピーター・リンドバーグが74歳で亡くなったことを報告します。彼は、残された妻ペトラ、そして最初の妻アストリッド、さらに4人の息子ベンジャミン、ジェレミー、サイモン、ジョセフ、および7人の孫たちによって弔われました。彼の死によって、心にぽっかりと穴が空いたようです』という言葉が添えられていました。なんてことのないコメントでしたが、なんか切ないコメントでした。(ToT)
日本にも数多くのファンがいる彼の作品は本当にかっこいい写真です。先日もイギリス版『VOGUE』9月号の表紙を撮影したばかりだったそうです。死因は明らかになっていません。
人はいつか死んでしまいますが、アーティストの人達はその素晴らしい作品が永遠に残っていきます。その功績はいつまでも人の記憶にとどまっていくという点において他に類をみない職業なんじゃないでしょうか。
ご冥福をお祈りします。