こんにちは、S&Tの上村です。昨日はご夫婦のお客様ばかりでした。最近はご夫婦でいらっしゃる方も増えて私も嬉しく思っています。以前はどちらかお一人だけのお客様が多かったのですが、作品の購入の際にご家族でモメることが多かったので…😅
やっぱり夫婦間は隠し事がない方が一番ですよね。(笑)
余計なお世話ですが。
さて、現在S&Tでは写真作品の展示をしておりますが昨日いらしゃったご夫婦は昨年からコレクターになった方達。写真作品はあまり見た事がなくそれほど興味も持っていなかったと言いますが、最近ウチで見ているうちに面白くなってきたという事。嬉しいですね。
どんどんその魅力にハマっていってます(笑)
今回展示している作品は若手から大御所まで様々な作家の作品展示していますのでたっぷりとご堪能下さい。
その中に昨年の『辺藝』で初お目見えしたマイケル・ウーさんの作品も展示しているのですがこれが思った以上に良いです。昨年の作品と同じものを久しぶりに展示していますが海外の大御所の作品にも引けをとっていないんですよね。
なんでこんなに安いんだ?😅
これからの活躍が楽しみですね。🤗
その辺も見所の一つです。
百聞は一見に如かず。まずはご自分の目でお確かめ下さい。
さて、「瀬戸内国際芸術祭」の春会期いよいよ始まっていますね。皆さんもう行かれました?
ドラマのスピンオフみたいなものですかね?
現在、「瀬戸内産業芸術祭」が来年令和8年春頃の開催を目指しているんだそうです。
ちょっと紛らわしいですが。(笑)
造船業や石材業、鉄鋼業といった瀬戸内に根付く多様な産業と、自然豊かな景観を融合させた「産業芸術」を提示する新たなアートイベントなんだそうです。
今年1月には岡山県玉野市で3社の工場を巡るモニターツアーが開催されましたが、中々面白い作品展示されていました。
その中の一つに「呼吸する椅子」いうのがありました。
この椅子、金属の円柱で構成されたベンチが圧縮空気によって上下動し、工場の外に広がる海の風景を眺めることができるそうです。なんか気持ちよさそうでしょう?
ちょっと座ってみたいと思いました。(笑)
旗振り役の一人は「日本の産業を支えてきた瀬戸内や産業への理解を深められる活動を目指す。今までになかった動線が生まれることで人の流れがしっかりとできれば、地域活性化にもつながる」と語っていました。
地域活性のアートイベントなんて腐るほどありますが、「瀬戸内産業芸術祭」で成功している地域だからこそ満を持しての開催ですね。
これはちょっと期待できるような気がします。
開催が実現したら見に行こうっと🎶
と言うわけで本日の1品です。

Lithograph
55.9 x 76.2 cm
Edition of 26
この作品も去年S&Tへやってきましたが一瞬でなくなっちゃいました。😅
だからご覧になった方はかなり少ないんじゃないでしょうかね。画像ではその良さは全く伝わりません。だって全然違うんですから。彼女の作品は特に直接見ないとわからないですね。これは断言できます。
May Stevensはマサチューセッツ州ドーチェスターで生まれ、ボストン近郊のマサチューセッツ州クインシーで労働者階級の家族に育てられました。結果的に彼女の作品は、彼女の社会に対する見方、彼女が彼女の周りで目撃した女性の貧困と機会の欠如の影響を受けました。ボストンとニューヨーク市で美術を学んだ後、彼女は1948年に仲間のアーティスト活動家ルドルフ・バラニクと結婚しました。
スティーブンスは最初から、芸術は個人的な表現だけでなく、社会的解説に使用されなければならないと信じていました。彼女の芸術は通常、政治活動家としての彼女の個人的な経験に関連しています。
彼女は公民権運動に従事し、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアがカタログの紹介を書いたフリーダムライダーと呼ばれる1964年の展覧会につながりました。1967年から1976年までのスティーブンスのビッグダディシリーズは、ベトナム戦争に対する怒りの反応として作られました。これらの大きなポップアートスタイルの絵画は、彼女の最も有名な絵画の1つです。
フェミニスト芸術運動に触発されたスティーブンスは、女性アーティストの人生を個人やグループのポートレイトで称え、それを「オルタナティブ」な美術史とみなしています。彼女はまた、1977年から92年まで出版された雑誌「Heresies: A Feminist Publication on Art and Politics」の設立を支援しました。
1981年のスティーブンスの息子の死は、彼女の作品の方向性を変えました。彼女の後の絵画は、痛烈な感覚が染み込んだ風景でした。
彼女はゲリラ・ガールズの元祖であり、重要なフェミニスト出版物『Heresies』の創設メンバーでもあります。彼女の作品は、MoMA、ホイットニー、ブルックリン美術館、ハーバード美術館、ダートマス大学フッド美術館などに収蔵されています。 (1924–2019)
つい先日までニューヨークで個展が開催されていました。その中に展示されていた作品2点が現在S&Tへ向かっています。😆
お楽しみに。
もちろんご興味ある方はS&Tへお問い合わせ下さいね。
それでは皆さん本日も良い1日を。