おはようございます。S&Tの上村です。
あなたは美術館に行った時に、一つの絵画をどのくらいの時間見れますか?
とあるキュレーターによれば、一般の入場者が一つの絵画を見るのに使う時間は
平均1~2秒なんだそうです。
ということは、つまらないと思われる作品なんかは1秒も見てもらえないと言うことに
なりますね。笑
私はそれに比べるとかなり時間をかけて見てしまいますが、それでも人気の企画展
なんかだと人の行列に流されて、やはり一つの絵を見る時間はそのくらいに
なってしまうかもしれませんね。
その時は3周くらいしてしまいますが。笑
それもできない時もありますよね。
その辺が美術館でアート作品を見る時の不満の一つではあります。
それを考えると、やはりお気に入りの作品は手元においてジックリ鑑賞できる
というのが理想ですよね。
ただ人間の欲望とは困ったもので、そういう作品を一つでも手に入れてしまうと
次々と欲しくなってしまいます。一つでは満足できなくなってしまうんですね。
そしていつの間にかコレクターに、なんて人も少なくないんです。
幸せなことですが。
もちろん、作家の方もそういうことをしっかりわかっていて、
鑑賞者の目を飽きさせない工夫をしています。
なので、良い作品は意外と違和感のあるものが多いんですよ。
んっ?と鑑賞者に思わせるので、その分鑑賞者の目を惹きつけるためです。
そして、ジックリ見ているうちにその作家の思惑通りに、いつの間にか作品の魅力に
はまってしまうというわけです。
面白いですよね。
アート作品を鑑賞するときに、こういう事を考えながら楽しむのも一つの方法です。
皆様のアート鑑賞の参考になれば幸いです。
それでは皆さま今日も良い1日を。