こんにちは。S&Tの上村です。皆さん、ウィーン観光局が有料ソーシャルメディア「オンリーファンズ(OnlyFans)」にアカウントを開設したというニュースはご覧になりましたか?
「芸術における検閲およびアルゴリズムやソーシャルネットワークの役割について議論を立ち上げること」が主な狙いだということ。
これは、一部のソーシャルメディアのプラットフォームが、コンテンツがポルノか否かを判断する基準が非常に厳しいからだといいます。
確かに。😅
例えば、SNS最大手の米フェイスブック(Facebook)は、2018年に旧石器時代の傑作とされる彫像「ウィレンドルフのビーナス」の画像をサイトから削除し悪評を買いました。
この小さな像は現在、ウィーン自然史博物館に恒久展示されています。
また、エゴン・シーレの絵画やモディリアニの作品もソーシャルメディアの検閲の網にかかっています。
そのため美術館や博物館は仕方なく別の選択肢を探さざるをえない事態に陥っているのが現状です。
ウィーン観光局の局長は人間の体に関するタブーについては「今も、100年前と全然変わっていません」と言っています。
その通りですね。💦
これは何も有名な作家の作品に限られたことではありません。現在は多くのアーティストがオンラインの発表に頼っています。
となるとアーティストの多くはあらかじめ、どんな作品なら投稿できるだろうかと考えるようになります。それは無意識に自己検閲する結果になっちゃいますよね。
するとアートはどんどん不自由な表現になっていき退廃していくような気がします。やっぱりアートは自由じゃなきゃ!
今回のウィーン観光局の一連の動きには拍手を送りたい。👏
この議論に一石が投じられることを願ってちょろっと話題にしてみました。
皆さんもこの問題ぜひお考え下さい。