こんにちはS&Tの上村です。なんだか毎日バタバタしていて結局ちゃんとお休みが取れていないので少し休みたいなと思っています。昨日は久々のお客様と近況などのやりとりをしていましたが、オフィスがとんでもなくかっこいいことになっていました。

S&Tで納品させて頂いたトーマス・ルフやマシュー・デイ・ジャクソンの作品がさらによく見えるような展示をされていてとにかくカッコいい。変なギャラリーよりよっぽどすごい!!!

ちょっとジェラシー感じちゃいました。😅

こんなところで働ける社員の皆さんは本当に幸せです。私も働きたいぐらいですよ。(笑)

経営者の皆さんはぜひ真似してほしいなと思います。画像は後でこっそりお見せしますね。😆

さて、シークレットセールの方は順調に作品が揃ってきました。全てシークレットで、来なきゃわからない今回のセール。年末に相応しく皆さんに楽しんでいただけること間違いなしです。期間ですがもう少しお待ちくださいね。現在調整中です。

いつもですが、今回はさらにとんでもないことになっていることだけはお伝えしておきますね。

いつものように妄想を膨らませながらお待ち下さい。(笑)

ところで皆さんは美術評論家のJerry Saltz(ジェリー・サルツ)さんはご存知ですか?

率直な物言いでアート界の内外に多大な影響力を持っている人です。

そのサルツさんが11月2日にペリッチ・コレクションが主催するトーク・シリーズ第9回目の主役として登場しました。とんでもなく大盛況だったようですよ。

彼は賛否両論ある美術評論界のアンチヒーローですが、私は大好きです。

その時の彼の発言がまた面白い。いくつか抜粋してご紹介しますね。

『要するに、今の美術評論はどれもこれもアーティストへの“奉仕”です。そのこと自体に文句は言いませんが、否定的な言葉は排除され、もはや批評と呼べるものではありません。例外は、昨年亡くなった私の友人、ピーター・シェルダール(美術評論家・詩人)くらいです。伝えたいのは、私が否定的なことを書くのは、そのアーティストが格下だとけなすためではありません。シェルダール以外には、私の妻のロバータ・スミスもいます。彼女は今いる批評家の中でも一番優秀で、思った通りのことを書きます。あなた方には興味がないことかもしれないですが、それでいいんです』

痛快ですね。

またこんなことも言っています。

『巷には凡庸な作品が溢れていて、「世の中の展覧会の85パーセントはゴミ」だ』と切り捨てつつ、『しかしそれは悪いことではなく昔からそうだった』と続けました。

ただし、『たとえそうでも、展覧会に足を運ぶことは無駄ではない──ブルックリンのグリーンポイントにある地下の小さなギャラリーだろうと、メガギャラリーだろうと、足を運ぶ価値はある』とも言っています。

一方で彼はメガギャラリーについて、ド派手な広告で集客しておきながら中止に終わった詐欺まがいの音楽イベント、ファイア・フェスティバルのようだと揶揄していました。😅

いいですね。まさにアンチヒーロー。実に私好みです。(笑)

こりゃファンが多いのも納得です。

彼はこう言い切っています。

『私は、アートの世界はとてつもなく幅広いものだと信じています。狭義のアート界も、それはそれで結構。あなたがそれに満足しているなら、それでいいでしょう。でも、それは私にとってのアートの世界ではないんです』

う〜ん。アートへの愛が溢れていますね。ブラボー👏

私もますますファンになりました。

皆さんはどう思いますか?

そんな話もしながらシークレットセール盛り上がっていきましょう。

それでは皆さん本日も良いI日を。