こんにちは、S&Tの上村です。昨日ようやくマルティーヌ・グティエレスの作品が到着しました。😆

だいぶ遅れていたので心配していましたがようやくです。そして、この事は内緒にしていたので黙っているのが辛かった。(笑)

皆さんより一足お先に見ましたが、小さい作品ながらその作品は美しかった。とてもマルティーヌらしい作品です。

額装にすぐ出したので額が出来上がり次第お披露目です。

今回はエディション版ですので今はまだお求めやすいですよ。\(^o^)/

額が出来上がるまで首を長〜くしてもうしばらくお待ちくださいね。

さて、海外からは訃報が入っています。

ブラジル人の写真家Sebastião Salgado氏がパリで白血病のため亡くなりました。81歳だったそうです。

1944年、ブラジルのアイモレスに生まれたサルガド氏は、経済学者としての教育を受けました。そして、軍事独裁政権だった69年にパリに渡りました。その後、現代の政治、社会、経済、環境問題の現実に根ざした素晴らしい写真で、国際的に著名なアーティストとなりました。サルガド氏は、100カ国以上を旅し、一般の人々の苦境と尊厳、そして自然環境の美しさと脆さを記録しながら、広範囲かつ複雑なプロジェクトに取り組みました。

彼の最も有名なプロジェクトには、ブラジル北部のセラ・ペラーダ金鉱山の過酷な環境を記録した「Gold」、石油、建設、農業、鉱業における肉体労働を探求した「Workers」、経済移住や強制移住といった状況における人々の世界的な移動を追った「Migrations」などがあります。環境悪化と気候変動の観点から地球の美しさと脆さを描いた「ジェネシス」、ブラジルのアマゾンの森林とそこに暮らす先住民コミュニティに焦点を当てた「アマゾニア」など、数々の作品を発表しています。

彼の作品は世界中の機関で展示されており、ポンピドゥー・センター、シカゴ美術館、ニューヨーク近代美術館、J・ポール・ゲティ美術館、テート美術館、東京国立近代美術館など、主要な美術館のコレクションに収蔵されています。また、ハッセルブラッド賞、国際写真センター生涯功労賞、高松宮殿下記念世界文化賞など、数々の権威ある賞を受賞しています。ユニセフ親善大使を務めたほか、アメリカ芸術科学アカデミー会員でもありました。

素晴らしい活動で生涯を終えましたが、まだまだ早い感じがしますね。

いくつか彼の作品を掲載しておきますね。

SERRA PELADA GOLD MINE, STATE OF PARÁ, BRAZIL, 1986 / SEBASTIÃO SALGADO
Platinum-Palladium Print
90 x 120 centimeters
KUWAIT, 1991 / SEBASTIÃO SALGADO
Archival digital pigment print
43.82 x 29.21 cm
SERBIA (BROKEN WINDSHIELD), 1995/2001 / SEBASTIÃO SALGADO
Silver Print
50.8 x 60.96 cm
KUIKURO WARRIORS PARADE DURING KUARUP FESTIVAL, XINGU INDIGENOUS TERRITORY, 2005 / SEBASTIÃO SALGADO
Gelatin silver print
SOUTHERN ELEPHANT SEAL CALVES, SAINT ANDREW’S BAY, SOUTH GEORGIA;, 2009 / SEBASTIÃO SALGADO
Archival digital pigment print
40.64 x 50.8 cm

素晴らしい作品を遺してまた1人亡くなってしまいました。

死は誰もが免れないもの。生きているうちに何を成すべきかをこういう訃報を聞くたびに考えちゃいますね。

ご冥福をお祈りします。

それでは皆さん本日も良い1日を。