こんにちは、S&Tの上村です。昨日から湯浅克俊作品集出版記念のプチ展示を開催しているS&Tですが、思った以上の反響にうれしい悲鳴をあげております。🤭
まずはようやく解禁になった作品集の情報から。
自身初の本格的作品集『湯浅克俊IMAGEMAKER』が水声社より刊行されます。1999年から2025年までに制作した作品を多数掲載。写真から絵画へ、絵画から木版画へ、木版画からイメージへ。木版画を主要な表現手段としながらも様々な素材、手法で新たなイメージに挑み続ける湯浅克俊の初の本格的作品集です。
寄稿文:桑田光平(東京大学大学院総合文化研究科教授)、マイケル・エメリック(カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授、早稲田大学文学学術院大学院文学研究科教授)
B5変形 予価¥5,000+税
日英併記
限定30部湯浅克俊オリジナル版画付 予価¥25,000円+税
湯浅さんのインスタを見て昨日もお問い合わせ多数いただいておりますが、一つお知らせしておかないといけないのが、最後の限定30部のものは残念ながらS&Tではお取り扱いできません。🙇
そちらをご希望の方は直接ご本人のインスタからご予約下さいね。
昨日はウチでもそちらの問い合わせが多数ありお断りしなければならなかったのがちょっと心苦しかったです。😅
その代わりと言ってはなんですが、S&Tでご予約のお客様には全てサイン入り、そして先着?名にはオマケがつくそうですよ。\(^o^)/
オマケって。(笑)
気になるところですが私も聞いていません。hahaha
作品集の発売は4月中旬から。楽しみですね。😆
それを記念して急きょ開催している今回の展示ですが、こちらは急拵えとは思えない出来上がり。作品集を予想させるような湯浅克俊さんの初期の水彩画から初期の木版画、そして、昨日までアートフェア東京でも展示されていた最新作まで一目で彼の歴史を振り返ることができるミニ回顧展になっております。これまで出版されたミニ画集も展示しております。
そしてなんとFranz Gertsch作品も展示しておりますのでその違いもたっぷりと堪能できるようになっております。
同時開催として完全に私のプライベートな本棚から希少な作品集を出したお宝蔵出し展示もしております。これもすごい!
昨日いらっしゃったお客様もため息をつきながら見ていました。
何度も何度も戻りながら見ていましたよ。何かご予定があったようでしたが中々去り難そうでした。(笑)
ここ数日なん度も言っていますが騙されたと思っていらっしゃる時にはたっぷりとお時間とってきた方が良いと思います。
信じるか信じないかはあなた次第。😛
そして、久松知子さんの作品集もまだまだご予約受付中です。特装版もまだ出来上がっていないようですがそちらもお楽しみに。
S&Tに関わりのある作家たちの目覚ましい活躍本当に嬉しい限りです。
とにかくもかくにも作品集の出版めでたいですね。㊗️
おめでとうございます🎉
というわけで本日の1品です。

Silver bromide print
127 × 101.6 cm
ロンドンを拠点とするアーティスト、イドリス・カーンは1978年にイギリスで生まれました。2004年にロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートで優秀な成績で修士号を取得して以来、ミニマルでありながら感情に訴える写真、ビデオ、彫刻で国際的に高い評価を受けており、間違いなく同世代の最もエキサイティングなイギリス人アーティストの一人です。
文学、歴史、芸術、音楽、宗教など、さまざまな文化的ソースを活用しながら、カーンは抽象と具象の間の空間に生息し、歴史、累積的な経験、そして時間が一瞬に崩壊するという形而上学的テーマを語る、濃密に重層化されたイメージを含む独自の物語を展開してきました。
カーンの考え方は写真よりも絵画的ですが、作品の制作には写真製版の複製ツールをよく使用します。二次資料(楽譜、コーランのページ、後期カラヴァッジョの絵画の複製)を撮影またはスキャンし、デジタルでスキャンのレイヤーを積み重ねます。これにより、コントラスト、明るさ、不透明度の微妙な変化を細かく制御できます。結果として得られる画像は、表面が驚くほど光学的な強度を持つ大規模なCプリントであることがよくあります。
カーンの作品は、彫刻や絵画にまで広がりました。彫刻作品では、鋼板、立方体、水平の石板などの素材を使用し、楽譜や祈りのテンプレートで表面をサンドブラストして、文化的、視覚的、映画的、時間的な記憶が密集した共感覚的な全体に融合する方法についての研究を続けています。
これまでも国際的な会場でも個展を開催していますが、昨年イドリス・カーンはミルウォーキー美術館でアメリカの美術館で初の個展を開催しました。
彼の作品は、イギリスのロンドンにあるサーチ・コレクション、サンフランシスコ近代美術館、ニューヨークのソロモン・R・グッゲンハイム美術館、イスラエルのテルアビブ美術館、オーストラリアのシドニーにあるニューサウスウェールズ州立美術館、フィラデルフィア美術館、サンフランシスコのデ・ヤング美術館、フランスのパリにあるジョルジュ・ポンピドゥー・センターなど、世界中の多くの機関の永久コレクションに収蔵されています。
今回は彼の作品集も。もちろんサイン入りです。😆
S&Tはご予約制ですのでご予約はお忘れなく👍
それでは皆さん本日も良い1日を。