こんにちは、S&Tの上村です。昨日でミナミハラアートウォーク終了しました。合計5日間の参加でしたが、非常にたくさんの方が見に来てくれました。これまで計3回参加させていただいておりますが、積み重ねてきた成果が現れたそんな気がする年でした。コンパクトになったとはいえ十分な見応えだったと思います。

ま、賛否両論あるようですが私はヘトヘトでした。連日たくさんの方にたっぷり説明させていただきましたよ。反省点も山ほどありますがまずは合格点じゃないでしょうか?

あとはご覧になった方が採点して下さい。

さて、本日から辺藝に戻りますがここからが正念場です。作品の展示もちょいちょい変化していますので1回だけではなく何度も足を運んでみて下さいね。🤗

10月5日、6日はイベント出店も満載です。辺藝のラストに向けてのメインイベントと言って間違いないでしょう。作品を楽しんで、お腹も満たし、そして、知識欲もたっぷりと満たして下さい。

平日はそれほど混雑しないので、ゆっくり作品を鑑賞して私とお話ししたい方にはオススメです。

それぞれのご都合に合わせた周り方してみて下さいね。🤗

辺藝は10月13日(日)まで。

さて、ARTNews Japanに面白い記事が載っていたのでご紹介します。

【認めたくない真実:アート業界のお悩み相談室】
『アート界での野心がなくてもキャリアアップのための努力をすべき?』

Q.私は美術大学で学んでいませんが、自分をアーティストだと思っています。我を忘れて絵を描いたり彫刻をつくったりしているときほど、心が満たされることはありません。応援してくれる友人や家族からは、ギャラリーや美術館で作品を見せるべきだと言われますが、美術専門誌やアート系のウェブサイトを見れば、そう簡単にはいかないことが分かります。発表の機会を増やしたいとは思いますが、アート界で成功したいという野心がないのです。私の作品は独特ですが、だからと言って「部外者」のような言われ方をされたくありません。自分ではそう思っていませんから。なぜみんな、アーティストとして認められるためには体制の内部にいなければならないと考えるのでしょう? 制作に情熱を注ぐだけでなく、自分のキャリアを伸ばす努力をもっとすべきなのでしょうか?

A.このお悩み相談室では、質問には2段落から3段落で回答するというテンプレートがありますし、単にひとこと「ノー」と言って次の質問に移ると風水的にもよくなさそうです。なので、答え(もちろん「ノー」です)の代わりにアートに特化したマントラ(真言)を用意しました。誰かから仕事や人生に口出しされてイラッとしたら、以下で紹介する真言を唱えてください。きっと心を落ち着かせることができるでしょう。中には、相手に言い返すための気の利いたセリフとして使えるものもあるので一石二鳥です。

  • 私はアーティストだ。こんちくしょうめ。
  • くそったれ、私はアーティストだ。
  • 余計なお世話、私はアーティストだから。
  • 私の作品を好きでなくても、スタイルを気に入ることはできる。
  • 私にとって最も手厳しい批評家は自分自身だ。他人など必要ない。
  • 私のアートに敬意を払わないなら消えてくれ。
  • 私の作品は減価でなく評価されるべき。
  • 私の制作スタイルは自分ファースト、あなたの評価は二の次。
  • 私は私の作品の最高のコレクター。
  • 私の居場所は「アート市場」ではない。
  • 私のアートは私の体、気安く意見して手を触れるな。
  • コンセプチュアル・アート、名もなき存在。
  • 生きるために彫り、彫るために生きる。
  • 皮肉屋は黙らせ、アクリルで塗りつぶせ。
  • アーティストなら警笛を鳴らせ(クラクションの音を真似る)。

ニューヨークの敏腕アートコンサルタント、Chen & Lampert(チェン&ランパート)の2人が答えるUS版の人気企画だそうですが、思わずクスッとなる痛快な答えですね。🤭

こちらの答えある意味正解ですが、作品を販売している側から見れば自称アーティストが一般のお客様を騙しちゃっているのもまた真実。きちんと棲み分けができていれば良いのですが今ひとつ境界が曖昧なのも難しい問題ですよね。詐欺と紙一重なんていう自称作家もよく見かけるのも大いに問題です。

ただ、発表の機会が欲しいということはやはり承認欲求があるのも事実。制作して満足なら発表しなくて良いでしょう?

また、美術大学を出ているか否かは問題ではないと私も思います。ただし、常日頃言っていますが、いずれ勉強しなければならない日は必ずやってくると私は思います。

いろんな問題をはらんだ良い質問コーナーでしたね。

あくまで私見ですが。

それにしてもこのセリフ、アーティストだけじゃなくいろんな職場で応用できそうなセリフですね。(笑)

皆さんはこれどう思いますか?

それでは皆さん本日も良い1日を。