こんにちは、S&Tの上村です。昨日は来年の番組の打ち合わせ。地元のケーブルテレビとは言いながらよくこれまで続いてきたななんて思っています。思ったより回数やってきたのでだんだんネタが…。基本的には置賜限定の話題ということなのでキツイんですよね。😅

制限がなければいくらでもあるのですが、著作権やら地域やらいろんな制限が煩わしいですよね。これじゃテレビが衰退するはずだなんて話もした昨日でした。

その後、実家で話をしているとギャラをもらっているんだろうなんて話をしていましたが、私はタレントではないので基本的にノーギャラなんですよね。ボランティアです。それもこれも芸術の啓蒙活動のためにやってます。皆さんも誤解のないように。(笑)

さて、いよいよ今年も後3日となりいろんなところが今年のまとめなんて発表、そして来年の予定なんかも色々公表されていますよね。

先日もチラッと書きましたが、来年はリニューアルオープンする美術館結構あるんですね。

まずは来年開催される瀬戸内国際芸術祭2025の開催に合わせてオープンされる『直島新美術館』は必見です。日本を含むアジア地域のアーティストの代表作やコミッションワークを中心に展示・収集するそうですが、開館年記念展示として美術館にあわせて構想された新作や代表作の展示が行われる予定なんだそうですよ。

横浜美術館も2025年2月にいよいよ全館オープンですね。😆

2021年3月から大規模改修工事をしていて、「第8回横浜トリエンナーレ」でリニューアルオープンした後、部分開館を経ての全館オープンですね。

2月8日〜6月2日に「おかえり、ヨコハマ」展を開催するそうですがこちらもみないといけませんね。実は私横浜にはちょっとご縁があり、住んでいたこともあるんですよ。何年か前に行った時には私が住んでいた頃の面影は全くありませんでしたが。😅

あとは山形のお隣の宮城県美術館も来年中のオープン予定だそうですが、こちらで気になっているのが「見える収蔵庫」の新設。絵画等を収蔵状態で鑑賞できるそうでちょっと見てみたいなと思っています。良ければ私の地域の施設も真似して欲しいななんて勝手に思ってます。

そして、『これどうなの?』と半信半疑で気になっているのが「ハイパーミュージアム飯能」。「自然とデジタル」「キャラクターアート」を組み合わせた「新時代の現代美術館」を掲げていますね。オープニング展覧会として、3月から「ヤノベケンジ 宇宙猫の秘密の島」を開催するそうで気にはなっています。(笑)

まだまだ他にもたくさんありますが私が気になっているところを少しご紹介しました。来年もなんだか盛り上がりそうです。

楽しみですね。😆

S&Tも負けてはいられません。来年は山形市の方でも少しイベントを計画していますのでお楽しみに。アイディアは尽きませんが、それを実行するにあたっていろんな問題も一つづつ解決しているところです。一番はまずは予算を確保しないと。(笑)

実はそのためにも『例のアレ』開催しているというのもあるんですよね。😅

サボってばかりいるように見えますが、実は頑張っているんですよ。(笑)

というわけで本日の1品です。

‘Airbus’ 2014 / Rose Wylie
Watercolour Ink and Collage on Paper
62 x 89 cm

S&Tではもうお馴染みですね。ローズ・ワイリーの作品から。

ローズ・ワイリーは1934年イギリス生まれの画家です。ワイリーは、美術史や映画、漫画、カルト的なセレブリティなど、さまざまな視覚的ソースを用いて、大規模かつ広範に描かれたキャンバスを制作しています。創作過程における自発性を重視する彼女は、しばしばキャンバスの完成した部分にペイントやコラージュを施し、望ましい効果を追求します。このようなアプローチは、スケールのダイナミックな変化と多様な表面のテクスチャーを生み出しています。

彼女は、古い名画や現代絵画、漫画、クリスマスカード、映画のスチール写真、新聞、近所で見かけたものなど、さまざまなソースから引き出された、体つきの大きな人物を描いています。ワイリーは人物を元の文脈から切り離し、文章や他の人物と組み合わせて、暗示的な新しいシーンを作り出します。彼女はこの連想プロセスを「個人的な視覚日記の作成」と呼んでいます。

イギリスのケントにあるスタジオで、ワイリーは床に置いた張られていない大きなキャンバスに絵を描きます。このプロセスにより、彼女の筆遣いのジェスチャーの質が高まります。彼女は、絵の具を厚く重ねたり、作品の一部を削って塗り直したり、キャンバスの余分な部分を「修正」として貼り付けたりすることで、作品の即興性を強調しています。

視覚的に魅力的なイメージを第一の目標とするワイリーは、作品に固定の意味を与えません。テキストキャプションは、人物のウィットに富んだ外観を引き立てますが、ワイリーはレタリングが作品に与えるパターンも重視しています。

何かと年齢が話題となる彼女ですが、アーティストにとってそれは全く重要じゃないということを改めて思い出させてくれるアーティストです。

天真爛漫という言葉がぴったりの彼女の作品は非常に魅力的です。

昨日ブログで『「例のアレ」ですでに値上がりしていた作品が』なんて話しましたが、反響があまりに多かったので発表しちゃいますね。彼女の作品です。

とんでもない価格で私は青くなっています。(笑)

あとはS&Tへ足を運んで下さいね。

それでは皆さん本日も良い1日を。