こんにちは、S&Tの上村です。参議院選挙真っ最中ですが、何かで10代、20代の若者に選挙に行くかとインタビューしていました。

それを見ていて思ったのは若者は極めてまとも。

行くと答えた人も行かないと答えた人もきちんと理由を言っていました。

私が印象的だったのは『選挙の時だけ立派な公約を言うけど、何一つ守られていない』『このクソ暑い中、街頭演説聞きになんて誰も行かない。大学で演説してくれれば行くのに』などの意見。

実に当たり前の極めてまともな意見です。(笑)

各候補者の演説聞いてみると全員同じようなことを言っているんですよね。だって当選したら誰1人公約なんて実現していないじゃないですか。屁理屈こねて俺はやっているなんて政治家ばかり。

私が本当に聞きたいのはそんなことじゃないんだよな。

『米の問題が』とか『消費税が』とかそんな目先のことより、1人でいいから日本をこんな風にしたいとかその人が政治家になりたい理由を熱く演説してほしいものです。

そんな候補者の話なら聞いてみたいですよね。

選挙が終わった途端、息をひそめ任期が終わるのを待つか相手の批判を繰り返すのみの政治家なんていらない。仲良く日本をよくするにはどうしたらいいんだと真剣に取り組めよと思います。あくまで私見ですが。

皆さんはどう思いますか?

さて、今月頭に発表されたBLUMギャラリーの実店舗の営業終了のニュースは皆さんすでにご存知のことかと思います。

ご存知ない方のために簡単におさらい。

BLUMの前身となるBLUM&POEは1994年、当時支配的だったニューヨークのアートシーンに対抗すべく、ティム・ブラムとジェフ・ポーによってロサンゼルスで設立されました。

彼らの所属アーティストにはマーク・グロッチャン、ヘンリー・テイラー、李禹煥、奈良美智などがいます。2014年には東京に拠点を拡大しながら、ロサンゼルスを世界的なアート拠点へと育て上げました。2023年にはポーが独立を表明しBLUMと名称変更し1人体制となります。この時もいろいろあったのは想像に難くないですよね。

今回約30年間の活動に終止符を打つわけです。

ティム・ブラムはインタビューでギャラリーを終了する理由をこんな風に言っていました。

『財政的困窮などではなく「燃え尽き症候群」によるもの。うまくいっているように見えた時でさえも、ずっとうまくいっていなかった。(アート業界の人々は)皆、メリーゴーラウンドから降りたいと口では言うが、しかし実際に降りる人は誰もいない。私は降りる必要があると決断したのです』と述べています。

この話は現代ギャラリー業界の構造全体を指していると思われますが、言葉通り受け取ると非常によくわかる話ですね。

あくまで言葉通り受け取るとです。実のところいろいろ勘ぐっちゃいますよね。😅

性格の悪い私は影にはもっと深刻な問題があったのだろうと推測していますが。(笑)

ただ、近年のギャラリーの縮小・閉鎖のニュースの中でも最大規模であり、業界に衝撃を与えたのは間違いありません。

何らかの教訓になれば良いのですが…。

政治家と一緒で本音は公になることはないのでしょうけれど、飲みながら本当のところを話してみたいな、なんて思っちゃいますね。

ティム・ブラムには次の夢があるようなので彼の今後にも期待したいところですね。頑張って欲しいと思います。

私は私の独自の路線を歩んでいこうと思います。

そんな話で盛り上がりましょうね。

それでは皆さん暑い中大変ですが無理せずに本日も良い1日を。