こんにちは、S&Tの上村です。昨日はちょっと外出しようと思っていたのですがあいにくの雨。出かけようとしたらザーッと降ってきて諦めました。こういう時は車の運転できないのが不便だなと感じます。😅

都会と違って傘をさして歩く距離ではないので。💦

さて、もう皆さんご存知かもしれませんが昨年11月に次々と芸術監督選考委員会が辞任したドクメンタ16が新たな芸術監督選考委員会を発表しましたね。🤗

新たな選考委員はこちらの6人。

⚪︎イルマズ・ズィエヴォル(ルートヴィヒ美術館館長)
⚪︎セルジオ・エデルシュテイン(フリーランス・キュレーター)
⚪︎ンゴネ・フォール
(インディペンデント・キュレーター文化政策スペシャリスト)
⚪︎グリディティヤ・ガウェウォン
(ジム・トンプソン・アートセンター芸術監督)
⚪︎片岡真実(森美術館館長)
⚪︎ヤスミル・レイモンド(インディペンデント・キュレーター)

片岡真実さんも選ばれているんですね。すごいですね。

私が個人的に気になっているのがセルジオ・エデルシュテインさん。フリーランスのキュレーターで選ばれるのってとんでもないことのような気がします。ま、肩書きではないのですが。

マネージング・ディレクターは『彼らの確かな専門知識と多様な背景は、ドクメンタの展示の多様性と国際性を卓越したかたちで表現している。それが前向きな提案につながることを確信している。これにより、国際的な芸術界が再びカッセルに親しみを持って迎えられる基盤が築かれることだろう』と今回の任命について述べています。

あれだけ色々あった後ですからちょっと期待しちゃいます。この顔ぶれを見てもね。うまくいくといいなと期待を寄せています。

カッセルは死ぬ前にもう一度行っておきたいな。私が行った時の衝撃と楽しさをもう一度味わいたいですね。期待しちゃいます。😆

今の全ての国際的なアートイベントの元祖と言っても過言ではないドクメンタ。私にとっては非常に嬉しいニュースです。

今年はS&Tでもドクメンタなんていう風には行きませんが『辺藝』という1大イベントが開催されます。現在必死に準備中ですのでお楽しみに。

『辺藝』に来た時の面白さとインパクトは忘れられないという風にいつかなっていけばいいなぁと妄想しているところです。(笑)

というわけで本日は久々にSonia Boyceのご紹介。

ソニア・ボイス(Sonia Dawn Boyce)は1962年生まれのアーティストです。2022年の第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展で金獅子賞を受賞したアーティストです。英国館の受賞は1993年のリチャード・ハミルトン以来でした。

彼女はロンドンを拠点に活動するアフロ・カリブ系イギリス人です。移民への差別と戦う運動『ブラック・アーツ・ムーブメント』に参加し、教育にも積極的にかかわる彼女は、社会実践としての芸術に関心を持ってきました。

彼女の作品は、ポストコロニアル理論やジェンダー、人種、アイデンティティに関する問題を題材とし、多様なメディアや技法を駆使して、社会的な問題や不平等、権力関係を扱っています。

過去にS&Tに1点入荷しましたが一瞬でなくなってしまったのでご覧になった方は非常に少ないです。😅

到着時に作品の紙が薄すぎてどうやって額をつけようか悩んだのは昨日のことのように思い出されます。(笑)

2022年のヴェネチア・ビエンナーレのインタビューを掲載しておきますね。お暇な時にでも。

https://youtu.be/H0GpHytfQWU?si=uWi1rl6MvJttfIUN

彼女の作品はかなり希少ですが気になる時はS&Tへお問い合わせ下さいね。

それでは皆さん本日も良い1日を。