こんにちは。S&Tの上村です。昨日お子様連れでお客様がいらっしゃって一生懸命アートを鑑賞していかれました。その中の子供二人の様子をしばらく観察していると、おそらく見たことも聞いたこともない作家の作品の数々を食い入るように何回も見て自分なりに解釈しているようでした。やっぱり子供は純粋です。誰々の作品だからこれは凄いんだとかそんな余計なフィルターを通さずに、作品を穴が開くほど見つめ何を考えてこの作者はこの作品を作ったんだろうとかをおそらく考えながら見て作品を判断しているのでしょう。途中作品を見ながら笑ったり首を傾げたりとかなり堪能している様子が見て取れて、見せた甲斐があったなぁと思います。そして、おそらくこの姿勢がアート鑑賞で最も大切なことなんだろうなぁと改めて考えさせられました。
もちろん知識はあった方が良いのですが、中途半端にその知識に振り回されて自分の目を曇らせてしまうなら、いっそ知識など何もないまっさらな状態で作品を見ることをお薦めしたいです。そうすると作品の本質が見えてくるように思います。いくら巨匠でも全ての作品が良いわけではないですもんね。(⌒-⌒; )
名前で作品を判断してしまうことは非常に危険なことだと思います。しかし残念ながら、やはりどうしても有名だからとか巨匠の作品だからと言って駄作をお持ちの方がいらっしゃるのも事実です。そういう方を見かけるとどうしても『もっと作品を見て!』と言いたくなっちゃいます。
ま、S&Tでは日本ではほとんど知られていない方の作品が多いのでそういう心配は無用ですが。(笑)
皆さんもこの子供のようなそんな純粋な視点でもう一度作品を見てみると新たな発見があるかもしれませんね。そしてもう一度自分のコレクションをじっくりと見て楽しんでください。\(^o^)/
私も改めて考えさせられたそんな昨日の出来事でした。