こんにちは。S&Tの上村です。とうとう来年に開催を予定していた第59回ヴェネツィア・ビエンナーレも2022年に変更すると発表されてしまいましたね。2022年なら行けるでしょうか?
仕方ないこととはいえ残念です。
さて、韓国の巨大複合施設「COEX」でこんなものが展示されています。
実はこれ幅80m、高さ20mの国内最大の広告用スクリーンを用いた映像作品なんです。あまりにもリアルで本物にしか見えません。ここ数年アート界でも映像作品が取引されていますが、映像はここまできたんですね。すごい!!!
それでは本日の1枚です。お問い合わせはS&Tまで。
【Iris Hutteger】1964年オーストリア生まれで、現在はスイス在住です。
パッと見きれいな写真ですよね。しかし、よーく見るとモノクロの写真に刺繍がしてあるんです。風景写真をアナログで撮影しそれを拡大して様々な色の糸をミシンで縫い合わせて画面が作られています。そうすることで実際の風景を「本当の架空の画像」に変換しています。
一見植物が生えているような色は全て糸が縫い付けられているんですね。これが本当に美しいんです。
彼女はこう言っています。『私の意味する風景は自然を意味してはいません。それは精神的な空間、経験、想像力なんです。』と。