こんにちは、S&Tの上村です。昨日は撮影のための勉強を少ししておこうと色々調べ物。調べ出したら止まらなくなって困りました。もちろん知っていた事も多いのですが中々に奥深い。久々に楽しみました。意外と真面目なんですよ。(笑)
さて、今年はフランツ・カフカの没後100年と言うことで各地で様々な催し物が行われているようです。
カフカの『変身』は誰もが知るところじゃないでしょうか?
念の為さらっとおさらい。
カフカは1883年7月3日、プラハの豊かなユダヤ人商人の家に生まれました。プラハ大学で法律を修め、半官半民の労働者傷害保険協会に勤めながら、ドイツ語で小説を書いていました。1922年、結核のため同協会を退職し、24年に亡くなりました。わずか40歳でした。彼は3度婚約するもののすべて解消し、独身のまま生涯を終えました。
孤独、諦観、絶望を内奥にはらみ、不条理な迷宮に引きずり込むかのような奇妙な味わいの作品は、没後評価が高まり、カフカは20世紀の文学を代表する孤高の作家とみなされるようになります。
何だか寂しいですね。ゴッホを思い出します。
没後100年で出版される本もたくさんあるようですが、その中の1冊頭木弘樹さんの『カフカ断片集』がちょっと気になります。
この頭木さん面白いんですよね。
著書に『絶望読書』なるものがありますが、彼は「人は絶望しているときにこそ、絶望の文学が必要」と訴えています。
これはまさに私がいつも言っていること。ポジティブ思考なんてクソ食らえです(笑)
あまり書くと長くなるので書きませんが興味ある方はぜひ頭木さんの著書読んで見て下さい。
ちなみに私もカフカは好きです。(笑)
と言うわけで本日の1品です。
S&Tではお馴染みですね。チン・ホー・チェンの作品です。このWindowsシリーズ面白いんですよね。昔1点S&Tにも小さい作品入荷しましたがすぐに無くなっちゃいました。特別にチンの妹さんから譲ってもらったものです。もっとたくさんの人に見せたかった。
見たい人は相談してみて下さい。お客さんに聞いてみますよ。
アジア系アメリカ人が現代美術シーンからほとんど不在だった時代に、チン・ホー・チェンは、メトロポリタン美術館の20世紀美術の最初のキュレーターであるGert SchiffやHenry Geldzahlerなどの著名な美術史家から高く評価されていました。2人ともチェンの親友であり、彼の作品を宣伝し、所有していました。チェンはニューヨークや海外で彼の作品を広範囲に展示しました。
Ching Ho Chengはキューバのハバナ生まれで、1970年代から1980年代にかけて活躍した現代アーティストでした。彼はクーパーユニオンで絵画を学び、タオイズムの教えに没頭し、チベットの芸術、ホピ、ナバホの工芸品などを参照しその折衷的な作品を探求しました。 1970年代初頭、彼はパリとアムステルダムで数年間過ごし、1976年に最初の個展を開催しました。その年にニューヨークに戻ったとき、彼は伝説的なチェルシーホテルに定住し、ホテルの他のクリエイティブな住人とのつながりを築きました。わずか42歳で亡くなってしまったのは非常に残念なアーティストの一人です。
彼は生前『私にとって絵画はとてもスピリチュアルなものです。 それは私がする最も精神的なことです。』と言っていました。
才能あふれる人は早死にするんですかね?
そんな事もないと思いますが…。
もちろんお問い合わせはS&Tまで。
それでは皆さん本日も良い1日を。