こんにちは、S&Tの上村です。さぁいよいよ4月になりましたね。早いですね〜😅

プチ湯浅克俊展も残すところあと2週間となりました。1度いらっしゃった方はその作品が忘れられず、買おうかどうしようか悩んで連日身悶えしているようです。(笑)

そんな連絡を見ながら私は思わず笑っちゃっていますが、その気持ちようくわかります。プチと言えども侮れない展示なのがわかるようなエピソードですね。

ま、作品を手に入れるも入れないも全てはご縁。

まだご覧になっていない方はお早めに。もちろんご予約はお忘れなく。

さて、アートバゼル香港が終わったのも束の間、今度は今月の24日からExpo Chicagoが始まります。次々でもう今なにやっているのかわからなくなっちゃいます。💦

アートバゼル香港でのベストブースなんて各社発表していますが、久松さんからも大興奮で感想など送っていただいております。ここで書いちゃうと長くなっちゃうのでそんな話はS&Tへいらっしゃった時にでもゆっくり話しましょうね。

やっぱり実際に現場に行っている人の話に勝るものはありません。そして、実際に現地に行っていない人にとっては、それは決して想像の範囲を出ることはありません。だから行けるなら行って実際に自分の目で見るのが一番良いんですよね。それは作品と全く同じです。

とは言いながら冒頭でも言ったようにあまりにもありすぎてどれに行ったら良いのか…。

悩みますよね?

そんな時は詳しい人に聞くのが一番。遠慮なく聞いて下さいね。😆

そして、MoMAでは次期館長が決定しましたね。今年9月からとなりますが、この方、2013年から版画・ドローイング部門の主任学芸員を務めている人。

エド・ルシェの回顧展など近年彼がキュレーションを担当した回顧展が高い評価を受けているので当然と言えば当然ですかね。

彼の声明を掲載しておきますね。

「MoMAは新しい表現形式を受け入れ、世界中のアーティストの声を拡散し、当館を訪れた幅広いオーディエンスを魅了する展覧会を開催することによって、アートシーンをけん引する存在であり続けてきました。開館100周年を迎えるにあたり、館長として優れたスタッフの業務を支援し、絶えず進化する現代社会をリードするメンバーそれぞれの能力が将来的にも成長できる環境を整えることを最優先できればと考えています」〜クリストフ・シェリックス

期待したいですね。🤗

色んなことが新しくリフレッシュされる感じがして気分もウキウキする4月です。

皆さんはどんなお気持ちで新年度を迎えているでしょうか?

そんな話もしにS&Tへ足を運んで下さいね。一体何屋さんだ?(笑)

というわけで本日の1品です。

Every … Bernd & Hilla Becher Spherical Type Gas Holders, 2004 / Idris Khan
Fujicolour crystal archive print
61.5 × 47 cm
Edition of 10

S&Tでもお馴染みのイドリス・カーンの作品ですが、こちらのエディション版は現在ご覧いただくことができます。エディション版と言えど侮れません。なぜってオリジナルとはちょっと色味が違うんですよね。かなり雰囲気も違い別の作品と言っても過言ではありません。

このイドリス・カーンですがご存じの方も多いかもしれませんが、実は湯浅克俊さんとも意外な接点が。それはいらっしゃった時にでもお話ししますね。

ロンドンを拠点とするアーティスト、イドリス・カーンは1978年にイギリスで生まれました。2004年にロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートで優秀な成績で修士号を取得して以来、ミニマルでありながら感情に訴える写真、ビデオ、彫刻で国際的に高い評価を受けており、間違いなく同世代の最もエキサイティングなイギリス人アーティストの一人です。

文学、歴史、芸術、音楽、宗教など、さまざまな文化的ソースを活用しながら、カーンは抽象と具象の間の空間に生息し、歴史、累積的な経験、そして時間が一瞬に崩壊するという形而上学的テーマを語る、濃密に重層化されたイメージを含む独自の物語を展開してきました。

カーンの考え方は写真よりも絵画的ですが、作品の制作には写真製版の複製ツールをよく使用します。二次資料(楽譜、コーランのページ、後期カラヴァッジョの絵画の複製)を撮影またはスキャンし、デジタルでスキャンのレイヤーを積み重ねます。これにより、コントラスト、明るさ、不透明度の微妙な変化を細かく制御できます。結果として得られる画像は、表面が驚くほど光学的な強度を持つ大規模なCプリントであることがよくあります。

カーンの作品は、彫刻や絵画にまで広がりました。彫刻作品では、鋼板、立方体、水平の石板などの素材を使用し、楽譜や祈りのテンプレートで表面をサンドブラストして、文化的、視覚的、映画的、時間的な記憶が密集した共感覚的な全体に融合する方法についての研究を続けています。

これまでも国際的な会場でも個展を開催していますが、昨年イドリス・カーンはミルウォーキー美術館でアメリカの美術館で初の個展を開催しました。

彼の作品は、イギリスのロンドンにあるサーチ・コレクション、サンフランシスコ近代美術館、ニューヨークのソロモン・R・グッゲンハイム美術館、イスラエルのテルアビブ美術館、オーストラリアのシドニーにあるニューサウスウェールズ州立美術館、フィラデルフィア美術館、サンフランシスコのデ・ヤング美術館、フランスのパリにあるジョルジュ・ポンピドゥー・センターなど、世界中の多くの機関の永久コレクションに収蔵されています。

現在S&Tは3点ほど入荷しておりますのでご興味ある方はぜひ。日本では中々見る事がないのでまだあるうちにいらっしゃって下さいね。

それでは皆さん本日も良い1日を。