こんにちは、S&Tの上村です。最近のニュースで驚いたのが、「山形花笠まつり」で今年、PR役の「ミス花笠」に男性も応募できるようにしたというニュース❕

これ山形ではほとんど話題にもなっていなかったような。私が知らないだけなのか???

『60年続いた祭りの歴史で大きな転換だ。』と言ってはいるものの、名称は「ミス」のままで、未婚という条件は変えず、用意している衣装も女性用だけってね。😅

結局、26人が応募したうち男性はわずか2人で、ミス花笠に選ばれたのは例年通り女性4人だったそうです。

何じゃそりゃ???

結局、形だけのジェンダー対応。そこには中身も何もありません。そして、おそらく知ろうともしていません。

こんなの誰も納得するわけもない対応で問い合わせが相次いだそうですが、当たり前ですよね。

具体的な中身は詰められることなく、その場にいた十数人のメンバーが了承して、性別要件をなくすことだけが事実上決まったそうで、担当者は「単純に性別の垣根をなくすのは考えが甘かった。ミスの呼称を残したことで混乱を招いた側面はある」と答えています。

そもそもそんな事が問題ではなく、ジェンダー問題を深く理解するわけでもない人たちが決めている事なので来年以降もきっと同じでしょう。

まだトランプの方が清々しい。だっていい人ぶっていないんですから。(笑)

あくまで私見ですが。

これ山形県の問題だけではなく結構あちこちの地方都市でもありそう。

私も山形に住んでいて感じるのは、ジェンダー問題云々という以前に未だに男尊女卑の考えがその発言の端々に見え隠れしている人がいかに多いことかを常に感じます。😓

恥ずかしい事ですが…。

日本はやはり世界でも遅れをとっている国だと言っても間違いないでしょうね。

国際化だ何だという割に口だけですね。日本らしいといえば日本らしいですが。😓

私が選考委員なら間違いなくこの人を選びます。もうご存知ですね。そうです。マルティーヌ・グティエレスです。

というわけで本日の1品です。

Queer Rage, Imagine Life-Size, and I’m Tyra, p66-67, from Indigenous Woman, 2018, Martine Gutierrez
chromogenic color print mounted on Sintra
43 1/8 × 64 1/4 × 1 3/4 in. 

マルティーヌ・グティエレスは1989年カリフォルニア州バークレー生まれのアーティストです。

彼女の作品は、ジェンダーと美の従来の表現に疑問を投げかけるポップの影響を受けた物語のシーンを作成することによって、アイデンティティの多様性を探求しています。しばしば自分自身をモデルとして使用し、主題と創造者の両方の役割を果たし、ファッション、広告、映画の言語をユーモアと想像力で変え、女性であることが何を意味するのかを問いかけます。

「私の作品は、私が自分自身をどのように見ているのか、または見られたいのかを伝え続けています。それは、社会的構成要素に操作されることなく、私の美しさと性別の表現を検証するために私が見つけた唯一の方法です。」
ーマルティーヌ・グティエレス

作品も本人も美しさにどんどん磨きをかけるマルティーヌの作品はS&Tでも大人気で、これまで入荷した作品は全て完売です。日本では実物を見たことがある人はどのくらいいるんでしょうかね。

もちろんお問い合わせはS&Tまで。

それでは皆さん本日も良い1日を。