こんにちは。S&Tの上村です。一昨日ご紹介したMargo Wolowiecですが思った以上の反響に驚いております。(°_°)  嬉しい驚きです。

彼女の作品は入手するなら今がチャンスなのかと思います。ご興味ある方は今のうちにご連絡くださいね。資料お送りしますよ👍

さて、昨日アートショップ の告知もさせて頂きました。コロナ騒動で次々とアートイベントも中止になっている中、ひっそりと開催中の企画展も結構あります。大々的な宣伝も自粛ムードのため中々情報拾いづらいですが・・・(⌒-⌒; )

そんな中、「飄々表具ー杉本博司の表具表現世界─」が、京都の細見美術館にて開催予定です。杉本博司さんは《ジオラマ》《劇場》《海景》といった写真シリーズで知られる現代美術作家です。現在は知らない方はいないくらい有名になっちゃいましたね。ご存知ない方のために簡単にご紹介しておきますね。

【杉本博司】1948年、東京生まれ。74年からニューヨーク在住。東京及びニューヨークを活動の拠点としている。作品は厳密なコンセプトと哲学に基づき作られている。8×10の大判カメラを使い、照明や構図や現像なども完璧な仕上がりは技術的にも評価されている。U2のボノさんと親交が深いことでも有名です。

実はその活動は写真だけにとどまらず、建築や庭園、古今東西の古美術の蒐集など多岐にわたっています。今回の展示はそんな杉本さんが見せる“表具”の世界なんです。ちょっと面白そうでしょう。\(^o^)/

「華厳滝図」杉本博司 1997年(2005年軸装) 小田原文化財団蔵

この企画、2020年3月の京都市京セラ美術館オープンに伴う連動企画で、杉本さんの視点から見た“表具”がテーマなんだそうです。

杉本さんは古裂(こぎれ)を用いて自身の作品や蒐集品を表具に仕立てていて、これらは「杉本表具」と呼ばれています。そうした表具にスポットをあてた今回の企画展は2部構成になっているそうです。第一部では、《華厳滝図》をはじめとする自身の写真を、掛軸や屏風、額といったさまざまなフレームで飾った作品を展示。第二部では、細見美術館の所蔵作品と「杉本表具」をあわせて紹介。 白髪一雄の《墨筆抽象画》やアンディー・ウォーホールの《罐鈴汁缶》などを、杉本ならではの感性で表具へと仕立てた作品を、細見コレクションとともに楽しめるそうです。

「罐鈴汁缶」アンディー・ウォーホール 1974年 個人蔵

《罐鈴汁缶》って!(笑)

ちょっと変わった面白そうな展示会ですが、中止にならないことを祈るばかりです。お近くにお越しの際は是非足を運んでみて下さいね。

https://www.emuseum.or.jp/exhibition/next_exhi.html

展覧会「飄々表具─杉本博司の表具表現世界─」
会期:2020年4月4日(土)〜6月21日(日) ※会期中展示替えあり
前期:2020年4月4日(土)〜5月17日(日)、5月19日(火)~6月21日(日)
会場:細見美術館