こんにちは、S&Tの上村です。ここのところ涼しくて過ごしやすかったのですが、昨日は日中暑かったですね。皆さん体調壊さないようにお気をつけ下さい。
さて、海外からはこんな話題が。もうご存知の方も多いかもしれませんね。😅
ブルックリンを拠点とするアートコレクティブMSCHFの『King Solomon’s Baby』(ソロモン王の赤ん坊)という最新プロジェクトの話題でしたがこれが面白い。
MSCHF(ミスチーフ)はこれまで資本主義社会の歪みや芸術作品の価値への疑問を表現してきたアートコレクティブです。新作を発表するたびに物議を醸し出すことでもしばしば話題になりますね。😅
利用者の口座残高を暴露するATMをアート・バーゼル・マイアミ・ビーチに出展したと言うと思い出す方も多いかもしれませんね。
その最新作『King Solomon’s Baby』(ソロモン王の赤ん坊)が7月10日の午後2時(アメリカ東部時間)に販売されました。
これが本当に面白いシステムで画期的です。
この彫刻の価格は10万ドル(約1460万円)で、買い手が2人なら1人5万ドル、4人なら各人2万5000ドルずつとなり、最終的には1000人で打ち切られます。
要するに購入者が共同で作品に投資するんですね。参加する人が増えるほど、1株あたりの価格が下がります。
ここからが面白い。最終的に彫刻は実際に最大1,000枚の壁に取り付けられたスライスに分割されるんです!!!
本当に分割するってね。(笑)
この取り組みは、壮大な物理的な芸術作品を散りばめられた断片へと変えることで、アートが直接体験するよりもスクリーンを通して体験されることが多いという現実を反映し、アートの消費を批判しているんだそうです。
この『King Solomon’s Baby』(ソロモン王の赤ん坊)というタイトルもいいじゃないですか。
ソロモン王は1人の赤ん坊を自分の子だと争う2人の女性に対し「赤ん坊を2つに分けて、半分ずつ与えよ」と命じました。真の母親は赤ん坊を死なせたくないのでもう1人に譲った。という逸話になぞらえてつけられているんですね。🤗
実に面白い取り組みですね。
予想通り結果は一瞬で1000人に達しましたね。😅
買えば良かった。(笑)
もちろんSold outになっていますので買うことはできませんが、分割の様子も見ることができるのでリンク貼っておきますね。
やっぱりアーティストってすごいですね。凡人の私にはそんな発想はありません。
新しいものを生み出し、たくさんの人を魅了するアーティスト達にはいつも尊敬の念を抱きます。私は一ディーラーでしかないのを痛感しますね。😅
だからこそ、私は私の役割としてどんどん面白いものをご紹介していかねばと使命感さえ感じます。
がんばりますね。🤗
S&Tのイベントでは、8月5日から『トライアングル』展が始まります。それを皮切りに9月、10月とイベントラッシュです。
連日準備に追われていますが、皆さんの驚く顔が早く見たいですね。(笑)
まずは『トライアングル』展に足を運んで下さいね。私もいますので色んな話もしましょうね。😆

『トライアングル』
会期 8月5日(火)〜8月17日(日)
11:00 〜 19:00 *最終日のみ17:00まで
*8月16日(土) 14:00 〜 15:30 座談会開催予定
会場 The Local TUAD ART GALLERY and famAA
〒990-0043 山形県山形市本町1-5-19 TEL: 023-615-8099
参加作家 非公開
座談会には色んな謎が解けるかも?
皆さんお誘い合わせの上、何度でも足を運んで下さいね。
それでは皆さん本日も良い1日を。