こんにちは、S&Tの上村です。いよいよプチ湯浅克俊展も大詰め。ご本人初の本格的作品集『湯浅克俊 IMAGEMAKER』もまもなく到着予定です。
S&Tならではのオマケつきもまだ少数ありますが、こちらは限定。
通常版はS&Tでも購入できますのでいつでも遠慮なく言って下さいね。🤗
もちろんS&Tでのご購入はサインは入っていますよ。(⌒▽⌒)
https://www.instagram.com/reel/DISr-XvRh87/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
私もまだ見ていませんので、実物を見るのが楽しみです。🤗
さて、実は私の地域には後藤克芳さんというとっても面白い現代美術家がいました。残念ながら2000年1月に亡くなっていますが。
後藤克芳は1936年、米沢市に生まれました。県立興譲館高校を卒業し、武蔵野美術大学洋画科に学び、二紀展に入選。
1964年に渡米しています。1985年には第1回「コンテンポラリーアートエキスポ東京」の審査員として招聘されるなど日米で活躍したとされていますが、ほとんど知っている人はいないんじゃないでしょうか?
彼がニューヨークで生活を始めた1960年代のはじめには、アンディ・ウォーホール、ロイ・リキテンシュタインらが登場し抽象表現主義後のアメリカ現代美術の新しい局面としてポップアートが急速にひろまった時期でした。まさに黄金時代。
皆さんご存知の名前ばかりですよね。
当時は河原温さんなんかとも交流があったようです。良いですね。
その他にも今ではもう皆さんご存知の方たちばかりと一緒に活動していたようですよ。
ただ、残念ながらタイミングと運に恵まれず、志半ばにして亡くなってしまいました。
この方の作品は非常に面白くもっと世に出てきても良かったんじゃないかと今でも思います。
それも運命なんでしょうが、非常に残念です。
せっかくなので彼の作品をいくつかご紹介。

1980年
米沢市上杉博物館蔵

1977-79年
米沢市上杉博物館蔵

1991年
米沢市上杉博物館蔵
どうですか?
面白いでしょう?
もし、この方がもっと有名になっていたら私の地域のアートシーンは大幅に違っていたことでしょう。今は現代美術を受け入れる土壌が全くないどころか芸術に対しての理解が退化しちゃっています。😅
『たら』、『れば』を言っても仕方ありませんが、彼が生きていた頃が私の地域の現代美術のピークになっちゃっています。
その頃のことをよく知っている方は現代美術に対して理解はあるものの、それ以降の人達は…。言うと怒られそうなので控えておきます。(笑)
その後、彼の残された作品は上杉博物館に寄贈されていますが、実はこれまで2回しか展示されていません。
なんたることでしょうか。宝の持ち腐れです。変なものは毎年展示されているんですが…。
せめて数年に一度は見せて欲しいものです。
だって作品見たいですよね!!!
実はそこにはもっと…。言いたいけど言えない。怒られる😅
後藤克芳さん興味持ったら調べてみて下さいね。あんまり情報はありませんが。
そんな土壌なので本来なら芸術家が育つ素地はあるんですよね。なんでこうなっちゃっているのか。アーティスト達も苦労しています。😓
そんな若いアーティスト達に日の目を見せてあげられるように私も日々戦っているところです。
S&Tへ来てそんな話でも盛り上がりましょう。
熱くなって止まらないかもしれませんが(笑)
それでは皆さん本日も良い1日を。