こんにちは。S&Tの上村です。先日もチラッと書きましたがアート界の市場も一時期の勢いを失いつつありますが、もちろんオークション会社も例外ではありません。連日『〜が過去最高額を』なんてニュースの陰で大幅な人員削減の話題も。

そんなオークション会社もあの手この手で頑張っていて中々ユニークなものが出品されます。

例えばサザビーズではアップル純正スニーカーなんてものが出品されています。そのお値段なんと50,000 USD(およそ700万円)!!!

『なんじゃそりゃ?』とお思いの方もいらっしゃることでしょう。私も最初そう思いましたが、詳細を聞いて納得(?)

サザビーズに出品されているApple社のスニーカー

このスニーカーは1990年代半ば、全米セールス会議で同社の従業員に進呈するため特注で製作されたんだそうです。

アップルがスニーカーを製造するのは異例ですが、Apple社は1986年、「アップルコレクション」と名付けた衣類やアクセサリーのシリーズを発売していました。全製品にアップルのロゴをあしらっていて中にはマグカップや傘もあったそうです。

今回出品されたものは多少の経年劣化が見られるものの箱入りの新品で赤い靴ひもが付属するそうですよ。

5万ドルが高いのか安いのか?

アート作品みたいですね。(笑)

また、これまで存在が知られていなかったレンブラントの「極めて希少な」2枚1組の肖像画が出品され1120万ポンド(約20億3000万円)超で落札されたのも記憶に新しいところ。個人所蔵のレンブラントの肖像画としては最後のものになるそうですよ。😯

およそ20億円で落札されたレンブラントの肖像画1組

驚くべきことにこの作品はほぼ切れ目なく歴代所有者が判明しているんだそうです。要は経歴がハッキリしているということなんですね。また、レンブラントの肖像画では最小のものだそうなのでこの価格も当然ですかね。

こんな風に実は不況になったらなったでアート界は面白い作品が出てきます。だから好況でも不況でも面白さは変わりがないんですよね。

やっぱりアートって面白いと思いませんか?

そんなご時世を反映したのかどうかは定かでありませんが、現在S&Tでは『愛のサマーセール』開催中です。

前述の作品のように将来こんな風に世に出てくるかも(?)と思える作品ばかりですので一度は足を運んでみて下さい。『愛』もたっぷり詰まっていますが『ロマン』もたっぷり詰まっていますよ。(笑)

作品のご予約もだいぶ頂いておりますがまだまだ大丈夫です。なくならないうちにお早めに。

それでは皆さん本日も良い1日を。