こんにちは。S&Tの上村です。最近、地元の作家さんと知り合う機会に恵まれ色々なアーティストさんとお話ししました。思った以上に皆さん素晴らしい作品を制作されていて、中にはとんでもないところで個展をしていた方もいらっしゃいました。まさに灯台下暗し!

近日中にお取り扱いの発表できるかもしれないのでお楽しみに。\(^o^)/

ここ最近日本のニュースでもBlack lives matterの話題も多くなってきて黒人への人種差別問題への関心もだいぶ寄せられています。しかし、これはずいぶん長い歴史のある問題でとても根の深い問題です。アートに関しても黒人アーティストは少数派とされていますが、とても素晴らしい作品を生み出している作家が多いです。アートにももっと多様な視点が必要だということでこれからもっともっと黒人アーティストが活躍してくることでしょう。

そんな黒人アーティストの1人Chiffon Thomas(シフォン・トーマス)は皆さんご存知でしょうか?

彼は現在29歳のシカゴ出身のアーティストです。刺繍を用いて鮮烈な色彩感覚と複雑かつ多層的なアプローチで、家族の風景、ポートレート、自画像などを制作しています。彼の作品は人々の親密な関係を紡ぐ空間を表現しています。しかし、そこで語られるのは分裂した自我のストーリーだと彼は言います。

このポートレートシリーズは引き裂かれた心理や二重意識といったことを主題にしています。彼は有色人種、トランス、あるいはクイアを自認する人間として、このテーマは私たちが体験する意識下の葛藤や精神医学的な考察につながると言います。

面白いですよね。

我々には到底理解できない黒人の人種差別問題ですが、そんな彼らならではの視点の作品を見ることで、少しでも理解に繋がっていくような気がします。それもアートの一つの役割と言えるでしょう。

是非皆さんも機会があれば見て下さいね。