こんにちは。S&Tの上村です。昨日近所の火事に遭遇。急いでいたのでUターンして回避しましたがものすごい人にものすごい煙、そしてその熱さ。ちょっと近くを通っただけであの熱さは尋常じゃなかった。皆さんもくれぐれもお気をつけ下さい。
さて、最近こんな画集買っちゃいました。それがこちら。
『なんだこのきったないノート?』と思った方もいるかもしれません。(笑)
こちらはシグマー・ポルケが1985年に作成したノートに、インク実験や手書きのコメントが加えられた複製物。様々な素材や様式を自由に組み合わせ、印刷文化におけるイメージについて再考することを試みた実験的な一冊です。
両面カラーで裏写りしたインクも再現されているんですよ。🤗
すごくないですか?
当時のポルケの頭の中を妄想しながら見るとより味わい深い本ですね。
ま、画集を眺めていても『なんじゃこりゃ?』という感じですが。(笑)
こういう変な画集もアートコレクションの上で面白い資料となりますよね。皆さんもぜひ本も色々探してみて下さいね。
本については色々やってみたい企画もあるのですがいつ実現するのやら。実はうちには変な本結構あるんですよ。
最も変なものはパンのミイラ?が入っている本。(笑)
皆さんがお持ちの本で面白い本などあったらぜひ教えて下さいね。そんな持ち寄り企画も面白そうですね。🤗
そんな話もしにS&Tへ是非足を運んで下さいね。
というわけで本日の1品です。
久々にWayne Gonzalesの作品から。シグマー・ポルケの作品を見ていたら彼の作品を思い出しちゃいました。(笑)
【Wayne Gonzales(ウェイン・ゴンザレス)】
1957年アメリカルイジアナ州ニューオーリンズ生まれ。
現在ニューヨーク在住。
ゴンザレスの丹念に描かれた絵画は、極めて写実的な描写を採用し写真と共同な記憶との関係を探っています。彼の作品は、新聞、雑誌、インターネット、彼自身の写真、またはウォーカーエヴァンスやチャールズシラーといった象徴的なアメリカのモダニストの写真を参照しています。ポストプロダクションを行う写真家をエミュレートする彼は、デジタル技術を駆使してソース画像をトリミング、編集、操作することで絵画を構成しています。彼の多くの作品は、セピア色のトーンまたは霞んだ色調に限定されており、完成した作品はそのソースの機械的で一時的な感じを強調しています。
彼の絵画の初期は、ゲルハルト・リヒターとアンディ・ウォーホルの写真ベースの政治作品と共通のベースを持っていますが、特に彼の場合、写真の真実の認識の変化を主張しています。
彼は光と陰の魅惑的な効果を生み出すために、様々な密度のブラシストロークを用いて表現します。この方法を取ることで、遠くから見た時に視覚的な明瞭さを表現しますが、実際に彼の絵画を間近で見た時にピクシレーションを連想させる連続した線の抽象的な集まりになります。
彼の作品は写真の偶発的で順応性のある側面を強調することで、ルポルタージュと正式な文書に関連する正確さと信頼性に疑問を投げかけています。
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