こんにちは。S&Tの上村です。フロリダ州パームビーチの美術商ダニエル・ブアジズが、ジャン=ミシェル・バスキア、アンディ・ウォーホル、バンクシーの複製品を本物として販売した罪で、連邦刑務所で27カ月の禁固刑、その後3年間の保護観察処分を受けたというニュースは皆さんご覧になりました?

またこんな事件が起きちゃいましたね。いや〜、参った😰

彼はおよそ7万円でバスキアの複製品を仕入れ、証明書類を偽造し本物としておよそ16億円で販売したというんです。

ダニエリ・ファインアートで1200万ドル(約16億円)で販売されていたバスキアの複製品

とんでもないことです。

リキテンシュタインの版画なんかは色調に相違があることが判明するなど結構粗悪な作りだったようです。💦

作品が本物かどうか不審に思ったブアジズの顧客が返金を要求したが、応じなかったため、この事件が明るみに出たそうですが…。

ブアジズに対しては1万5000ドル(約210万円)の罰金を支払うよう命じられているそうですが、それだけ?と思いますよね。😰

こういうことが度々起きるので画商は胡散臭いと言われちゃうんですよね。

いい迷惑です。💢

いつも言っていることですが結局はアーティストと画商やギャラリー、画商とお客様の信頼関係で成り立っているところが大きいアート業界です。この信頼の根幹を揺るがすようなことは本当にしてほしくないなと心から思います。

とはいえ偽物が儲かっちゃうからこんな問題も起きるんでしょうね。ちょっと前に日本でもあった版画の偽造問題の大阪の画商も個人口座に3億円以上あったといいますしね。😓

困ったもんです。

皆さんは信頼できるかどうかしっかり見極めて取引して下さいね。

S&Tでも皆さんの信頼に応えられるようにしっかりと気を引き締めて頑張ります。

遠慮なくなんでもお尋ねください。

本日は『TRONIES〜3人の肖像画〜』オープンしていますが、こちらは偽物などは一切無縁の若手アーティストの作品です。将来彼らの偽物が出回る前にゲットしておけば確実かもしれませんね。(笑)

そんな話もしながら盛り上がりましょう。お時間あればぜひお越し下さい。

それでは皆さん本日も良い1日を。