おはようございます。S&Tの上村です。
先日スタジオ八百萬にて新しいチャレンジカフェ「Café OURS BLANC」さんの
試飲会に行って来ました。
焙煎からしているということで、コーヒー中毒の私も大満足できるコーヒーで美味しかったです。
お客様と待ち合わせしながら利用できればいいなぁと思います。
その時にカフェの旦那さんのヤスヒロ君と出会いました。
その日は私、ちょっとお疲れ気味であまり仕事モードの話はするつもりもなかったのですが、
写真についての意見を聞かせて欲しいと言われ、話しているうちにスイッチが入ってしまい
色々語ってしまいました。やっぱりアートが好きなんですね。笑
ヤスヒロ君の写真を見ながら色々話をしていると、結局作家としてどういう立ち位置で
制作をしていくのかを明確にしていかないといけないという話になりました。
例えば、『上手な趣味のおじさん』なのか『町の写真屋さん』になりたいのか、それとも
芸術を純粋に極めていって後々評価を得たいのか、ということです。
最近アートショップでも若いアーティスト達と話をしていて
作品の中にその迷いや姿勢が現れてしまって、作品が勿体無いことになっている人が
いかに多いことかと言う話もしていたのでタイムリーな話題でした。
才能はあるのに、目先の利益に走ってしまいダメになっていく人やそれが作品に
現れてしまって全然良くないものになってしまっている作家をよく目にします。
そして、当然ながらその葛藤を乗り越え素晴らしく成長していく人、消えていく人
様々な人がいます。これは何もアートに限らずですが。(苦笑)
才能があるだけにもったいないと思ってしまいます。
結局そのアーティストの最初の立ち位置がとても大切なんだろうと思います。
そこがブレなければ、あとは試行錯誤しながらやっていくのみです。
これもアートに限らないことですね。
何でもそうですがまっすぐに純粋な思いが形をなしていった時に素晴らしいものが
生まれてくるんでしょうね。そこには何の迷いも疑いもない分、人々に伝わるものが
あるのだと思います。
一方でその純粋な思いと傲慢を履き違えている作家も多く見かけます。
これも難しいところですが、本人が気づいていないケースが非常に多いですね。
私はアートディーラーなので一歩引いてその辺を観察していますが、傲慢な人とは
あまり仕事したくないですね。笑
純粋な思いで写真を撮っているヤスヒロ君と話をしていてそんなことを思っていました。
彼の写真も素晴らしいものがあるので今後頑張って欲しいと思います。
何事も修行ですね。
しゃねげど。笑
それでは今日も良い1日を。
あっ!写真はS&Tでおなじみのトーマス・ルフの作品です。
建物の写真はやっぱり素晴らしいですよ。