こんにちは。S&Tの上村です。久々に海外とのトラブルで昨日は1日かかりっきり。対処にしばらくかかりそうです。(TT)

ま、仕事をしていれば色々ありますよね。

さて、歌手のビリー・アイリッシュが黒人男性が白人警察官に殺害された事件を受けてインスタに投稿していた内容が話題になっていますね。長くなるのであまり書きませんが、その中で印象的だったのが、「All Lives Matter(すべての命が大切だ)」という人達についての抗議のメッセージ。

「もしすべての命が重要だったら、なぜ黒人は黒人であるだけで殺される? なぜ移民は迫害される? 白人以外の人は与えられないチャンスを白人が持てるのはなぜ? なぜ白人は”ステイホーム”と言われつつ銃を持つことが許されるの? なぜ無実の黒人が抗議活動をしたら悪党って呼ばれるの? なぜかわかる? それが白人のクソみたいな特権」「今は何百年にもわたって続いてきた、黒人に対する迫害をどうにかしないといけないとき。”Black Lives Matter(黒人の命は大切だ)”っていうスローガンは、他の人の命が大切ではないっていう意味ではないんだ。この社会が明らかに黒人の命は大切にしていないってことに注目するためのものなんだよ! でも黒人の命は重要なんだ、本当に」

この子わずか18歳ですよ。どこぞの総理大臣よりよっぽど素晴らしい。この子の発言を聞くといつも人間はやはり年齢じゃないんだと痛感させられます。

ということで本日の1枚です。お問い合わせはS&Tまで。

Revolutionary (1972) , Wadsworth Jarrell

「自由の原則」・・・アメリカにおいて、黒人の生活に共通して流れる要素である。理論的には、抑圧的な社会における自治と自己決定を求める、集団としての欲求である。この原則は歴史上ずっと続いているものであり、われわれの集団的な文化・政治・精神の雰囲気を形成し、支配的な言説であろうとし、われわれを社会的な解放の深く広い可能性へと近づけている。

黒人の差別問題はずっと昔から続く根の深い問題なんですよね。ワズワース・ジャレルのこの1枚は当時の暴力的で楽天的な雰囲気と精神を見事に表現しています。その歌声とともに魂の叫びも聞こえてきそうですよね。