こんにちは、S&Tの上村です。今週は8月の展示に向けて宣伝を一生懸命頑張っていますが、昨日仲の良いプレスの方とやり取りしていて悲しい現実が。
その方曰く山形県内には美術が得意な記者がほとんどいないということ。😭
わかっていることとは言え、改めて悲しい現実を突きつけられて、山形で開業してからのこれまでの活動は無駄だったのか?なんて久々にちょっと落ち込みました。😞
ま、ものの5分程度ですが。(笑)
そんな状況にもめげず地道な努力をこれからもし続けるんだろうなと思うと気が遠くなりますが、頑張ります。💪
1人でも多く美術を面白がってくれる人を増やしていきたいですね。
皆さんよくお分かりかと思いますが、美術の熱は冷めないので一度伝染しちゃえばいいんですからね。
さて、来年の『第61回ヴェネツィア・ビエンナーレ』の日本館展示の出品作家に、荒川ナッシュ医さんが選出されましたね。
荒川ナッシュ医(1977年福島県生まれ)は、アメリカ合衆国ロサンゼルス在住の日系アメリカ人のクィア・パフォーマンス作家。さまざままな人物との共同作業を続け、「私」という主体を揺るがしながら、アート作品や作家の主観の不確かさをグループ・パフォーマンスとして表現している。現在はロサンゼルスのアートセンター・カレッジ・オブ・デザインの大学院アートプログラムの教授を務める。近年の主な展覧会に、「For Children. Art Stories since 1968」(ハウス・デア・クンスト、ミュンヘン、2025-2026)、個展「ペインティングス・アー・ポップスターズ」(国立新美術館、東京、2024)、「Factory of Tomorrow」(CHAT センター・ フォー・ヘリテージ・アーツ・アンド・テキスタイル、香港、 2024)、恵比寿映像祭2024(東京都写真美術館、2024)、個展「Don’t Give Up」(クンストハレ・フリアール・フリブール、スイス、2023)、「HOPE」(ミュゼイオン・ボーツェン、ボルツァーノ、イタリア、2023)、個展「Social Muscle Rehab」(アーティスツ・スペース、ニューヨーク、2021)、個展「Mega Please Draw Freely」(テート・モダン タービンホール、ロンドン、2021)、「Post-Capital: Art and the Economics of the Digital Age」(ジャン大公近代美術館、ルクセンブルク、2021)、ホノルル・ビエンナーレ(2019)、ミュンスター彫刻プロジェクト(2017)など。
ご本人のコメントも載せておきますね。
『今回の選出にあたり、「数年前に日本国籍を喪失し、日本代表としてヴェネチア・ビエンナーレに参加する機会はないと思っていました。1966年の草間さんのゲリラ行為や1997年の内藤礼さんの空間など、ビエンナーレの歴史的なパフォーマンスと対話できるこの機会に高揚しています。パンデミック以降、日本館の選考プロセスは大きく変わりました。作家がキュレーターを選び、追加資金を調達しなければならない。国を代表するという「宿題」は複雑になってますが、見方を変えれば、今までよりさらに作家が主体性を持って展覧会に関与出来るということ。これまでの日本館でのダムタイプ、毛利悠子さんに続き、次の誰かにバトンタッチ出来るような風穴を開けたい。現在、夫と私はロサンゼルスのアジア系ディアスポラ・コミュニティの新しい一員である2人の子供をせわしなく育てています。最近、和田夏十さん脚本の1962年の映画『私は二歳』をもう一度見ました。彼女の脚本は、2026年の日本館の私のパフォーマティブな展開のヒントとなるでしょう』〜荒川ナッシュ医さんのコメント
せっかくなので久々にヴェネチア・ビエンナーレ日本館の公式サイトにいってみるとちゃんと色々やっているじゃないですか。
当たり前ですが。😅
https://venezia-biennale-japan.jpf.go.jp/j/
ヴェネチア・ビエンナーレだって地道に頑張っているんだから、ちっぽけなS&Tなんてもっともっと頑張らないとなと思います。(笑)
華やかさの裏にはこういった地道な努力が必要ですもんね。
改めてそんなことを考えた昨日でした。
人生山あり谷あり。だから楽しいんですもんね。頑張りましょう。
それでは皆さん本日も良い1日を。