こんにちは、S&Tの上村です。最近雨男の私は晴れたから出かけようと急いで出かけたら帰り道は雨。びしょ濡れです。😅
帰ってきて我が家のハイビスカスを見たら花が咲いていました。(笑)
ご存知ない方のために言っておくと我が家のハイビスカスは天気が悪い時は必ず咲いています。ビックリしますよね。
皆さん雪が降っていてもハイビスカスって咲くって知ってますか?
我が家はお正月からココ何年も咲いているので知っていましたよ😆
嫁にはいつも飼い主(?)に似て変わっているんだと言われますが、真面目な話、私は至って普通の人間です。(笑)
さて、昨年末からS&Tでは『例のアレ』という名のSALEが開催されていますが実はとんでもない作品ばかりなんですね。
一つは某大御所アーティストの予言的作品。これは一言では言い表せないのでぜひいらっしゃって見て下さい。作品見ながら解説しますね。
この作品意外なんですが女性の人気が非常に高い。なぜかはわかりませんがこの作品を欲しいという方は9割女性の方なんですよね。
なんでだろう?
そう言えば、5日から始まったNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』が何やら話題になっていますが、蔦屋重三郎で思い出したのが久松知子の作品!
昨年のミナミハラアートウォークにも出品しましたが、実は蔦屋重三郎を描いた作品なんですよね。久松も予言者か???
予言者繋がりできっと久松もこれからビックになっていくことでしょう。
色んな意味で持ってます。
久松の作品『絵ざうし見世(蔦屋重三郎)』が 見たい方はぜひ一言声をかけて下さい。この作品も細部を見ると色々面白いですよ。
こちらも解説を聞きながらじっくりと見て下さい。
これも『例のアレ』対象作品になっていますよ😆
芸術作品には時々こういう予言的作品が登場しますが、たまたまなのか本当に未来が見えているのか。そんなことを本気で考えちゃいます。(笑)
そういう作品はきっと後世に残るんでしょうね。それとも人知れず消えていっちゃうんでしょうか?
それもまた凡人の私には到底計り知れませんが。
というわけで本日の1品です。
1974年、ワズワース・ジャレルは、南アフリカのアパルトヘイトとの闘いへのオマージュとして「Prophecy」を作成しました。これは、黒人コミュニティの団結を促進し、アフリカの遺産と再接続することを目的としています。この作品は、ナイジェリアのラゴスで開催された第2回世界黒人・アフリカ芸術文化祭(FESTAC ’77)で特に紹介されました。AFriCOBRAのFESTAC ’77への参加は、舞台芸術、視覚、文学芸術のディアスポラのアーティストと思想家を集め、運動のアフリカ横断遺産に大きく貢献しました。鮮やかなAfriCOBRAカラーで描かれた「Prophecy」は、ハワード大学の同僚に触発された細長いプロポーションを持つ5人の黒人女性像を描いています。中央のパネルには、アパルトヘイトへの抵抗を象徴する銃を持った2人、そして南アフリカの解放闘争を表すおとりの3人の人物が描かれています。この作品には、ボツワナへの言及と「At Any Price」と「JUJU」というフレーズも含まれており、「Black is Beautiful」の文字Bが全体に繰り返されています。人物は、権力と抵抗を象徴するヨルバの神シャンゴの彫刻を保持しています。ヨルバ神話の強力なオリシャであるシャンゴは、稲妻、雷、正義を表しています。
予言と名付けられたこの作品を描いたWADSWORTH JARRELLもまた素晴らしいアーティストの1人です。
ワズワース・ジャレル(1929年、ジョージア州アルバニー生まれ)は、AfriCOBRA(African Commune of Bad Relevant Artists)の創立メンバーです。 AfriCOBRAは、1968年にシカゴのサウスサイドで若い黒人アーティストたちによって設立され、トランスナショナルな黒人美学への関心から、20世紀のアメリカ美術の中で最も特徴的な視覚的表現のひとつを作り出しました。AfriCOBRAの特徴は、鮮やかな「Cool Ade」カラー、大胆な文字、黒人のポジティブなイメージで、この運動が生まれたコミュニティの日常生活に欠かせないものでした。AfriCOBRAは、1960年代から70年代にかけてのブラック・アーツ・ムーブメントの哲学的・美学的基盤を確立しました。創設者たちのビジョンは、サウスサイドのストリート、教室、スタジオ、リビングルームに根ざしていますが、その影響は世界中に広がり、ケリー・ジェームズ・マーシャルやケヒンデ・ワイリーといったアーティストに影響を与えています。ワズワースはそのキャリアを通じて、アフリカ系アメリカ人の苦悩、強さ、美しさを芸術の中で称えてきました。
彼の作品は鮮やかな色彩とブラックパワーのスローガンを組み合わせたパターン重視の肖像画を制作し、政治活動の激しさを表現するのが特徴です。
かなり強烈にメッセージが伝わってくるような作品です。
彼の作品はホイットニー美術館、ブルックリン美術館、クリーブランド美術館、ハイ美術館、ジョージア現代美術館、国立アフリカ系アメリカ人歴史文化博物館、ハーレムのスタジオ美術館など多くのコレクションに所蔵されています。
「自由の原則」・・・アメリカにおいて、黒人の生活に共通して流れる要素である。理論的には、抑圧的な社会における自治と自己決定を求める、集団としての欲求である。この原則は歴史上ずっと続いているものであり、われわれの集団的な文化・政治・精神の雰囲気を形成し、支配的な言説であろうとし、われわれを社会的な解放の深く広い可能性へと近づけている。
彼の作品はかなり入手が困難になっていますが、今回サイン入りのアートプリントが1点入荷しています。実は私サイン入りの画集も持っています。プチ自慢です。(笑)
ご興味ある方は遠慮なくお尋ね下さい。
それでは皆さん本日も良い1日を。