こんにちは、S&Tの上村です。昨日はチン・ホー・チェンのドローイングの納品。他のチンの作品を見たことがなかったという事でご覧頂くために久々に出しましたが、やっぱりいいですね。お客様も感動していましたよ。😆

デカいのですぐにしまうのはもったいないという事でしばらく展示しておきます。ご覧になりたい方はぜひ足を運んで下さいね。

さて、海外からはこんなニュースが。

ベルファストのグランド・セントラル駅で制作した最新プロジェクトの公開が無期限延期されたことを受け、制作を依頼されたアーティストが「屈辱的だ」と語っているというニュース。

作者はソーシャルメディアに黒い背景に大きなピンクのクエスチョンマークが描かれた絵を投稿すると、フォロワーに誰の絵を描いているのかとからかわれていたそうです。

その投稿は実に20万回以上も閲覧されたという事で、人々の期待が高まっていたのは明らかでした。しかし、発表前夜に突然、クレジットも説明もなくプロジェクトが中止されたと作者は語っています。

その作品は今も作者が描いたピンクの『?』が描かれた絵のカバーに覆われたまま駅に飾られているそうです。

作者はこう語っています。

『報酬は受け取りましたが、約束されていたのは金銭的な貢献、知名度、そして社会の信頼に関わるものでした。これは私の作品ではないことを知ってほしい。私は作品に責任を持ち、最終的には意図通りに公開されることを願っています。』と。

秘密保持契約により、疑問符の背後にいる著名人の身元を明らかにすることができていませんが真相はいかに。

このニュースを見て昨年の辺藝の壁画を思い出しました。

昨年S&Tでのイベント『辺藝』でも壁画を制作したわけですが、この時もさまざまな出来事がありました。その時にいろいろ大変さを知りました。😅

こういう公共の場所への展示は、もちろん企業の思惑や周りの人への配慮はある程度必要だとは思います。しかし、一番はやはり作者へのリスペクトが大切なんじゃないかと思います。

そのために主催している人はそれを十分に理解し、また理解してもらうべく関係各所へ働きかけるべきなんじゃないかと私は思います。

これは作者への冒涜であり、決してお金で解決できる話ではないんです。

きっとこのベルファスト駅への展示の主催者はその辺を全く理解していないんだろうなと思います。

だから金払っているからいいだろう的な解決になっていて根本的な解決に至っていないんでしょうね。もめるわけです。😅

あくまで私見です。

このピンクの『?』マークが取られないままずっと設置されているわけですが誰かこっそり取ったら面白いですよね。(笑)

この問題が作者が納得する形で解決する日が来るといいですね。

皆さんはこのニュースどう思いますか?

S&Tでそんな話題で盛り上がりながら暑い日々を乗り切りませんか?

作品はたっぷりご用意しますので見たいものはどんどん遠慮なく言って下さいね。

S&Tでお待ちしております。(笑)

それでは皆さん本日も良い1日を。