こんにちは。S&Tの上村です。ここ数日アートバーゼルマイアミビーチでバナナの作品が何やら話題になっていますね。
このバナナの作品は以前にS&Tのブログでもご紹介したマウリツィオ・カテランさんの作品。彼の代表作といえば『アメリカ』と名付けられた黄金の便器ですね。
今回の騒動はニューヨーク出身のダトゥナ氏が「空腹なアーティストによるアートパフォーマンスです」と言うなりバナナの皮をむいて1口食べ、「どうも。とてもおいしいですね」と感想を述べた騒動ですが、このバカバカしい作品にはもってこいのパフォーマンスだと思いました。(笑)
このバナナ1300万円でフランス人のコレクターが購入しているらしいですが、バナナは常に交換して飾られるんですって。
マウリツィオ・カテランさんの作品はイカれた作品が多いんですが、今回の作品は最高にイカれていますね。そして最高にイカしている!
もちろんこのバナナを食べちゃった人も最高にイカしていますね。作品をよくわかっている。
また、こんなイカれていてイカした作品に1300万を払う収集家も相当イカしていますね。(爆笑)
ギャラリーペロタンの担当者は今回の騒動について「彼は芸術作品を破壊したわけではありません。あのバナナは概念なのです」と言っています。
非常に現代アートらしい騒動でしたね。
ま、私はあれに1300万円は払いませんけどね。(笑)