こんにちは。S&Tの上村です。S&Tでも毎度お馴染みのアンディ・デンツラーですが、ご存知の通り彼もスイス出身です。これまであまり書いてきませんでしたがスイスのアート事情に少し触れてみたいと思います。
スイスは人口当たりの美術館・博物館数が多い国として知られています。世界最大の現代アートフェアー、アート・バーゼル(Art Basel)が毎年開催されることでも有名ですよね。^ ^
また、スイスは非常に質の高いアートコレクションで有名な国で、富裕な実業家たちは多くの芸術作品を蒐集することによって、長い間、美術市場で重要な役割を果たしてきました。
スイスでは1970年代まで、芸術振興には個人の取り組みが重要であるという考え方が広く浸透していました。だから「パウル・クレー・センターZentrum Paul Klee」を含む、1992年以降に開館した最も大きな4つの美術館の全てが民間の美術館なんですよ!!!!(◎_◎;)
すごいですよね。近年では公的な芸術振興の取り組みと補助金の存在も大きくなっていて、ますます世界のアートを牽引する国となっています。
スイスでは財を成した富裕層や国際的に活躍した敏腕アートディラーたちが蒐集した珠玉のコレクションがそろっている上に、多くのアーティストが集まってきたことやスイス人芸術家たちが寄贈したコレクションも充実しているんです。
これだけの作品やアーティストが集まってきているのでアートの質が向上するのも当然のことですよね。\(^o^)/
そんな世界がうらやむアートコレクションの数々は、スイス各地の美術館で鑑賞することができます。また、その建築物にも注目なんですよ。
チューリッヒ美術館、ミグロ現代美術館(チューリヒ)、エレクトロニック・アート・ハウス(バーゼル)、FRANZ GERTSCH美術館などなどまだまだたくさんの美術館があります。
何年もかけて回ってみたいものですね。
スイスのアートは本当に素晴らしいものが多いのはこういった背景があるんですね。
スイスに行く際は念入りに下調べをして色々回ってみてください。