こんにちは。S&Tの上村です。来年フランシスベーコンの企画展が神奈川県立近代美術館 葉山、渋谷区立松濤美術館で開催されるそうですが、ちょっと見てみたいなと思っていたところです。
なんでか。
この企画展「フランシス・ベーコン バリー・ジュール・コレクションによる」では、死の直前までベーコンが手元に残した初期絵画や素描、資料など約130点が日本で初公開されるからです。
ベーコンは20代の初めにシュルレアリスムなどの影響を受けた作品を手掛けています。しかし、それら初期作品の多くは、すでに破棄されていると考えられてきた初期の貴重な油彩画10点が展示されるんだそうです。
また、エドワード・マイブリッジによる連続写真の上に描かれたドローイング作品なんかも日本初公開で展示されるんだそうですよ。
これはちょっと実物を見てみたい!
そう思いませんか?
というわけで、本日の1品です。
フランチェスカ・シュテルン・ウッドマンは1958年生まれのアメリカの写真家です。彼女の作品は女性モデルや自分自身をモデルにしたモノクローム写真がほとんどです。彼女の写真の多くは、周囲の背景と境界性があいまいで融合したような状態で、顔は全体または一部が隠れた状態になっています
彼女は、象徴主義、シュルレアリスム、バロック、ファッション写真の影響を受けており、モノクロームと撮影地の無機質さもあいまって、どこか時代や時間を超越したものとなっています。
彼女の作品の多くは8✕10インチ(20✕25cm)のかなり小さいサイズになりますが、これは「鑑賞者と写真の間に親密な経験を生成するため」のサイズだといいます。
彼女は13歳のときから写真を撮り始め、早いうちから注目を集めていましたが、1981年、わずか22歳で投身自殺をし生涯の幕を下ろします。
たった8〜9年の創作活動で今なお人々を魅了している彼女の作品はやっぱり面白い。
もちろんS&Tでもお取り扱い可能です。ご興味ある方はぜひ。入手できるのも今のうちです。