こんにちは。S&Tの上村です。目黒区が目黒区美術館を解体して新たに複合施設を作る計画を打ち出して議論をよんでいますね。一部区民により反対署名運動にまでなっていますが私は反対派の意見に賛成です。
反対の理由として『優れた建築物で耐震補修もされた公立美術館の解体は悪しき前例になる』『(新施設では)美術館全体の延床面積が現在の3分の1以下になり、地元文化の継承性が損なわれる』といったことが挙げられていますが、全くその通りです。なんと言っても延べ床面積が3分の1以下になるのはあまりにも酷い。美術館をなんだと思っているんだと言いたくなります。そして、まだ築36年しか経っていないんですよね。
古くなったら補修していけば良いと言う考えはなぜないんだろうか?
やっぱりそこには利権の匂いしかしませんね。政治家はSDGsとか声高に訴えていますがこんなことやっているんですよ。正反対のことをやっているじゃないですか。きっと選挙の時だけ何だか流行りの言葉を使って票だけ集めればいいと思っているんでしょうね。笑っちゃうしかないですよね。もしかしたらSDGsの意味もわかっていないのかもしれませんね。😅
これは目黒区だけの問題じゃないような気がします。このニュースの今後に注視したいと思います。
皆さんはどう思いますか?
さて、世界各地でアートフェアなど数多くのイベントが開催されていますが日本ではあまり耳にすることが少ないSharjah Biennial(シャルジャ・ビエンナーレ)は皆さんご存知ですか?
実は今年で30周年を迎えますが、これは中東地域最大の国際展で2月7日から『Sharjah Biennial 15(シャルジャ・ビエンナーレ15)』が始まっています。
今回のテーマは「Thinking Historically in the Present(現在という時間の中で歴史的に考えること)」。シャルジャ首長国内5都市19箇所を会場に開催されています。
当初キュレーションは現代美術の在り方に変化をもたらし、世界各地の美術機関や国際展の発展に影響を与える野心的かつ知性に溢れた数々のプロジェクトを手がけたオクウィ・エンヴェゾーに託されていました。しかし、残念ながらエンヴェゾーは2019年3月に他界。その遺志を受け継いでの開催です。
エンヴェゾーは生前、30周年を迎える同ビエンナーレが批評的なプラットフォームとして活発に機能していくために、30名のアーティストに新作の制作を依頼しました。その中にはモナ・ハトゥムやケリー・ジェームス・マーシャルといったメンバーもいましたよ。🤗
https://sharjahart.org/biennial-15
何をしたいのかよくわからない某アートフェアよりも100倍面白そうです。
会期は6月11日までとなっていますので気になる方はぜひ足を運んでみて下さい。
それでは皆さん本日も良い1日を。